校舎の裏側に大きな校庭があり、校舎の反対側の校庭を囲むようにして4階建てのアパートのような建物が沢山建っていた。
「あそこが生徒用の宿舎になっています。 校庭のちょうど反対側の方にある大きな建物が体育館で、隣が屋内プールです。講堂は官能学園の入り口の右手にあったんですがわかりましたか?」
「いえ、噴水と立派な校舎に目をとられて気づきませんでした」
「そうですか、実は午後を使って先生に建物と学園内のルールを説明する予定だったのですが急用が出来てしまったのと、先生にさっそく授業をやって頂かなくてはならなくなってしまいましたので....申し訳ありませんけれども、よろしくお願いします」
「えっ! 今すぐにですか?」
「え~と、確か15時ちょうどだったはずです。 時間前に屋内プールの一階にある教官室に行ってください。 安藤
先生という女性の体育教師がいますので、指示に従ってください」
「は、はい...わかりました」
「それでは先生の部屋までは御一緒できますので、部屋の前で別れましょう」
「はい、お願いします」
(もう、仕事をさせようっていうの? 信じられない...)

体育館の裏側に7階建てのマンションが建っていた。
生徒達の宿舎とは雲泥の差である。

「着きました。ここが教員用のマンションです。全室2LDKで最上階には展望風呂があります。屋上には露天風呂まであるんですよ。地下にはプール、フィットネス用のマシン室とサウナがありますから自由に使って下さい」
「凄いんですね。ところで部屋代っていくらなんですか?私聞いていないんですけど...」
「教員はタダですよ。生徒達には寮費がありますけど。それにしたって月6000円ぐらいですから」
「タダなんですか?信じられない...」
「時間もありませんから、早く中に入りましょう」
「ところで食事は、皆さんどうしているんですか?」
マンションに入っていくと、智子の目に映ったロビーは都会の一流マンション並みで、とても教員用の寮には見えなかった。
「食事は自分で作るかマンションの最上階にあるレストランで食べられます。朝食だったら前日に、夕食だったら朝予約しておけば大丈夫ですから。ちなみに食事は有料ですけどかなり安いですし、給料から天引きですからお金を払っている意識があまりないですね」
智子はあまりの至れり尽くせりに暫し呆然としてしまった。
(私、今の仕事止めてこの学園に就職しようかしら...ウフ、まあ官能学園がどうなってるかを確認してからそういう冗談を考えましょう)
「吉田先生の部屋は6階の602号室です。何かあったら電話をしてください。電話の横に私や校長先生の電話番号が書いてありますから」
「はい、わかりました。 602号室ですね」

エレベーターに乗って6階まで行くとフロアーには7部屋あることがわかった。
「部屋の鍵はこれです。合鍵が一本ありますから大丈夫だと思います。もう荷物は斎藤先生がさっき持ってきてくれているはずです。夕食は私の方で手配しておきますから、他の先生方と一緒にレストランで食べてください」
「あの何時に行けばいいですか?」
「それじゃあ19:00に用意するようにしておきます」
「お忙しいのにあれもこれもして頂いて、本当にありがとうございます」
「いえ、これも私の仕事ですから。 それじゃあ、シャワーでも浴びてから授業に行ってください。 それでは、また明日!」
勝田はさっさと智子に背中を向けて去っていってしまった。

智子は自分用の部屋のドアをわたされた鍵で開け、部屋の中に入っていった。
勝田が言ったように部屋は2LDKでかなりの広さだった。リビングダイニングは20畳はゆうにあった。
さらに家具は全てそろっていて身体ひとつあれば直ぐに生活ができるような状態になっていった。
ベッドルームに行くと智子のスーツケースが既に置いてあった。
スーツケースの鍵を開けて着替えをワードローブに仕舞っている時にスーツケースが開けられているような気がした。
(おかしいわね。確か手帳はここじゃなくて下着を入れた袋の下に置いたと思ったんだけど...でも盗まれたものは無いみたいね。気のせいかしら、鍵もかかってたし...)
スーツケースの中身を片づけ終わると着ていた服を脱いでブラジャーとパンティーだけの姿になった。
身に付けているブラジャーとパンティーはお揃いのサテン地のペパーミントで動きやすさを優先したものだった。
79cmのAカップのブラジャーはハーフカップのフロントホックで、小振りの乳房を可愛らしく包み込んでいた。
胸は智子の一番のコンプレックスだった。
ちづるや泉美は85cmのEカップ、捜査員見習いの麻紀でさえ83cmのCカップであった。
特にちづるは驚くほどウエストが細く、折れてしまいそうなほどで、ボリュームのあるバストとあいまって、女性でも圧倒されるようなボディであった。
ライバル心を燃やす相手が自分に無いものを全て持っている事に嫉妬と憎しみを抱くのは自然であった。

智子も身体は細くしなやかで、見るものを釘付けにするようなスタイルだったが、あともう少しバストがあればもっといいのに....という感じであった。
ヒップは手足が長く細いせいでサイズよりもかなり小さく見え、キュッと持ち上がっていたが、どこか少年のお尻のように見えた。

智子は下着姿で髪を掻き揚げると、当たりを見回した。
(隠しマイク、隠しカメラが無いかどうか確認しないと...)
智子は部屋の設備を確認する振りをしながらマイクとカメラを探した。
「へえーっ!すごいお部屋ね。大満足ってところね。ところでバスローブとかはあるのかしら?」
などとわざとらしく独り言を言いながら、怪しそうな所を探し始めたが特にこれといったものは見つからなかった。


智子は確認した脱衣所にもう一度入っていった。
隠しマイクと隠しカメラが無い事を確認した後だったので、部屋の中は安全という安易な気持ちが智子を無防備にしていた。
遠距離の移動と樹海を歩き回ったのとでかなり汗をかいていたので、授業前にすっきりしたかった。
ここは勝田の言う通りにシャワーを浴びる事にした。

智子は下着だけのエッチな姿で洗面台の前で簡単に化粧を落としていた。

マンションの他の部屋で智子の下着姿を見ている人影が3人いた。
確かに智子が調べたように表面上はマイクもカメラも無かった。
しかし、このマンションには隠しマイクと隠しカメラが設計の段階から設置されていたので後から設置された場合を想定していた智子には気が付くはずもなかった。
智子は洗面台の鏡の中にあるビデオカメラで隠し撮りされていた。
「なかなかいい身体をしているわね。胸はちょっと小さいけど」
「荷物の中にはこれといって怪しいものはありませんでしたが、なんとなく教師らしくないところが気にかかります」
「とにかく、少し様子を見てみましょう。どうせこの官能学園からは逃げ出せませんからね」
智子がブラジャーを外して脱衣籠に放り込んだ。お椀型に盛り上がった可愛らしい乳房がテレビ画面に映ってい
た。
「小さいからかもしれないけど、27歳とは思えないぐらい張りがあるわね。 上品な形をしているし、乳輪は小振りでピンク色」
「27歳だと色素の沈着で色がくすんできたりするが、それも無いようだな。これならオマンコも期待できそうだな」

智子はパンティーも脱いで浴室に入っていった。浴室は洗い場の蛇口が付いている壁がすべて鏡になっていて、それ以外の壁は濃い紺色のタイルになっていた。床もタイル仕上げになっていたが、こちらはガラスタイルになっていた。

「なかなか楽しみだな。 彼女には身を持って生徒達を指導してもらうことにしよう。 あの可愛らしい顔と身体だっ
たらみんな大喜びだろう」
画面が切り替わり浴室内の智子の全裸の姿が映し出された。浴室も洗面所と同様に隠しカメラが鏡の中に設置されていた。さらに床のガラスタイルの一部がレンズになっていて下からも覗けるようになっていた。

智子は覗かれているとも知らずに髪を洗い、身体を洗って浴室を後にした。
バスローブを羽織って、タオルを頭に巻いてリビングルームに入っていくと電話が鳴った。
「吉田先生ですか? 私は同じ体育担当の安藤です。 教頭先生に聞いていると思いますが14:30から授業ですので、早く来てください!」
「えっ! 教頭先生には15:00って聞いているんですけど!」
「そんな事どうでもいいから、早く来てください。 校則で遅刻は厳禁になってるんですから!」
電話からも安藤の焦っている声がはっきりと智子に伝わってきた。
「はい、すぐに行きます!」
智子は金本の言っていた事を思い出した。
(男尊女卑...鞭打ち......まさか!)
智子はバスローブを脱ぐと、ベッドの上に頭に巻いたタオルと一緒に放り投げ、ワードローブに手を突っ込むと手に最初に触れたパンティとブラジャーを急いでつけ、さっきまで着ていたジーンズとTシャツを着ると、部屋を飛び出していった。