ベットのそばに椅子を寄せて腰掛ける由理。横になっている孝彦に向かって、今までと違った穏やかな表情で話しかける。
「ねえ、それで私は何をすればいいの? その権利はそっちにあるのよ」
「いいよ、もう。あの時は、つい勢いでああいうことになっちゃったけど」
「でも、それじゃあ、私の気がすまないの……そうだ、じゃあ、これで」

 そういうと、由理は不意に体をかがめて顔を近づける。触れ合う唇と唇……彼女のいきなりな行動に、孝彦は慌てて体を起こした。
 驚いたような戸惑ったような孝彦の、そんな表情を楽しむように由理が笑いかける。
「ねっ……気に入ってくれたかな」
 ポニーテールの髪を揺らしながら微笑む少女。このところずっと彼女のことばかり考えていた孝彦は、そんな可愛らしい仕草を見て、おもわず由理の細い体をぎゅっと抱きしめていた。

「ちょ、ちょっと。ねえ、どうしたの、急に……」
 反射的に、制止の言葉をもらす由理。でも、彼の強い、そして優しい抱擁に、自分の体が自然と力が抜けていくのを感じる。
「悪い、でも、前言撤回……ずっと、好きだったんだ。だから……」
「私なら、いいよ……私も、孝彦くんのこと、ずっと……あん、だめ……もっとやさしく……」
 由理の言葉に誘われるように、孝彦の両手が、彼女の胸に伸びた。水色のブラウス越しに触れる、初めての男の子の手の感触。形はまだ小さいけれども、とびっきり柔らかい乳房を両手で覆うように揉みしだかれる。ちょっとばかり力のこもった彼のそんな愛撫に、由理は少し痛がるような顔をしてしまう。

「ごめん……でも、女の子の胸がこんなに柔らかいなんて知らなかった……ね、服、脱がせてもいいかな」
 孝彦の頼みに、由理はちょっと照れたような顔でうなづく。彼の手が、ぷちぷちとブラウスのボタン、そしてスカートのホックをはずした。するっとスカートが滑り落ち、パンティとブラだけの、下着姿の由理が露になる。彼女の白く輝くような素肌に引き寄せられるように、孝彦は首筋から胸元までキスの雨を降らせる。

「あんっ……そんなに強くしたら、跡が残っちゃうよぅ……」
「今日の記念にもっとつけてあげる。でも、由理ちゃんって、もう、ブラつけてるんだね……」
(それは、一年前、あなたを意識し始めてから、するようになったの……)
 そんな想いを飲み込んで、由理は赤く頬を染めながら熱い吐息をもらす。孝彦の指がブラのホックをはずした途端、彼女の胸、まだ成長途上だけど弾力のある乳房が、ぷるんっという感じでこぼれる。由理のほっそりとした小柄な体にぴったりのサイズのバストに、孝彦はゆっくりと舌を這わせる。

「きゃふっ……そこ……あんっ……もっと、もっとして、孝彦くんっ」
 孝彦の舌が、乳房の先端、ヴァージンピンクの小さな乳首に触れた瞬間、由理はたまらず可愛らしい喘ぎ声をもらしていた。彼の口がそのまま尖り始めたニプルを挟み込み、時には吸うように、また時には軽く噛むように刺激する。
 そんな胸の中心からわき上がる快感に、少女の体からかくっと力が抜けてベットの孝彦の体の上に倒れ込んでしまう。

 しなやかな裸体を受け止めた孝彦は、興奮に少し震える手を静かに彼女の下半身に伸ばしていく。すべすべとした素肌を撫でるように刺激しながら、パンティの下にもぐりこんだ指が薄く茂るデルタゾーンに達する。さわさわとした産毛の感触を楽しむようにまさぐり、ついにその下にあるクリトリスに触れる。
「あっ……だめっ、そんなとこ……でも……あんっ!」
 包皮に包まれた肉の真珠をつまみ出し、トントンと指の腹で弾くように叩く。少女にとってもっとも敏感な所からの刺激は、由理の脊椎を駆け上がり体中にしびれるような快感をもたらす。初めて他人の手でもらたされる快感に、彼女の肉芽はたまらず堅く尖りはじめる。むきだしの秘心を指で強くくりくりとつまむように弄ばれて、由理は体全体をぴくぴくと打ち震わせた。

(由理ちゃんが、僕の手でこんなに乱れているんだ……)
「ね、由理ちゃん、もっと、もっと気持ちよくしてあげる」
 頬を、そして体全体を快感に赤く染めながら悶える彼女の姿に、孝彦の胸は激しく高鳴った。
 乙女の最後の砦であるパンティを、孝彦の手がするりとはぎ取ってしまう。恥ずかしい部分をじっと見つめる彼の視線を感じて、由理の秘処からはとろとろと透明な愛液が流れ出す。
「……だめ、そんなに見ちゃ……由理、恥ずかしいよぅ……きゃふっ」
 指を、湿った割れ目の真ん中に滑らせる。先ほどからの愛撫でびしょびしょに濡れ始めたアソコに触れると、くちゅくちゅという淫らな音が少女の下半身からわき上がる。
 彼の指が興奮に赤く膨らみ始めた大陰唇を押し広げ、可愛らしい膣口を露にしてしまう。冷房のきいた冷たい空気に触れて小さく震えるヴァージンホールの入り口を、孝彦の指がぐちゅぐちゅという音を立てて揉みしだく。そのまま彼の指が胎内に侵入しはじめると、由理は体をぴんっと弓反らせて甘い声をもらす。

(あうぅ……そ、そんなに激しくされたら、だ、だめ、いっちゃうよぅ……)
 秘孔の中程まで沈めた指をぐしゅぐしゅとかき混ぜていた孝彦は、そのままずぶずぶと少女の奥深くまで犯していく。あふれ出る愛蜜にししどに濡れた指を激しくスライドさせると、敏感な肉壁をかき回される快感に、由理は髪を左右に振りみだして悶える。
「あ、あんっ……ちょ、ちょっと待って……」
 下半身から体中に浸透していくとろけるような刺激に思わず頂点に昇りつめそうになった由理は、慌てて彼の手をつかんで動きを止めた。

 由理のアソコをいじくるのに夢中だった孝彦は、途中で止められてちょっと不服そうな顔をする。
「そんな顔しないで……ね、今度は、私が気持ちよくしてあげるから……」
 由理は、少し照れた声で孝彦の耳元にそんな言葉をささやきながら、彼の下腹部に手を伸ばす。ズボンと下着を脱がせると、もう興奮にすっかり硬直した孝彦の肉棒が顔を覗かせる。少女の瞳に初めて写る男の子のモノ……由理は吸い寄せられるように、ぴくぴく震える孝彦自身に手を伸ばす。白く細い指でぎゅっと握りしめるように刺激すると、たまらず孝彦は「うっ」と声をもらす。

(あーんっ……私ったら、なんかすごいことしてるよぅ……でも、そんなに嫌じゃないかも……)
 加えられる快感に先端から少し液を滲ませかけたペニスに、由理は優しくちゅっちゅっとキスする。何回かの口づけ、そして少女の唇がそのまま彼の亀頭をぱくっと頬張る。
 知識としては知ってたフェラチオという言葉……ほんの一年前までは自分がそんなことをするなんて想像もしなかった。しかし今は、想い続けていた相手を気持ちよくしてあげられることに素直な喜びさえ感じる。

 そんなことを考えながら、由理の愛撫はさらにつづく。少し戸惑いながらも、喉の奥いっぱいまで肉茎を飲み込んだり、舌先でちょんちょんとつつくように亀頭の割れ目を刺激したりする。
 もちろん初体験だろう由理のたどたどしい動作……でも、彼女が自分のモノをいじくっているんだ、そのことだけで孝彦の性感はどんどん高まっていく。

「もう、もう、いいよ……それより……」
 彼女の口の中で危うく暴発しそうになって、孝彦はあわてて肉棒を引き抜く。
 自分の細い肩をつかんでじっと見つめる彼に、由理は恥ずかしげに瞳を伏せながら答えた。
「うん、そうしたいなら……そのかわり、一応孝彦くんは病人なんだから、わたしにまかせてね」
 由理は、そう言いながら、孝彦が横になっているベットの上にあがる。彼の体をまたぐような格好をした由理は、自分の恥ずかしい部分を下から全部見られることに気づいて、頬を羞恥の色に染めた。

 ゆっくりと腰を下ろしていく彼女の秘所が、くちゅっという音を立てて、孝彦の肉棒の先端に触れる。興奮に赤く充血しきった秘肉が、彼の亀頭を包み込むように飲み込んでいく。オナニーとはまったく質の違う、男の子のモノを胎内に初めて感じて、由理は体を震わせてわき上がる快感に耐える。
(と、とうとう、孝彦くんと一つになったんだ……)
 膣の半ばまでくわえこんだ瞬間の軽い抵抗感……そして、ぷちっという感じとともに、割れ目から赤い鮮血が細く流れ落ちた。想像を超える破瓜の激痛に、由理は声も出せずに唇を噛みしめる。それでも、由理は最後まで彼を迎え入れるために、腰を下ろしていく。

「だ、だいじょぶ? もし、痛いのなら……」
 深々と貫かれた由理、その垂れ目がちの瞳にあふれる涙を見て、孝彦は心配そうな顔で問いかける。そんな彼の気持ちを感じて、由理はせいいっぱいの笑みを返す。
 優しく、できるだけゆっくりと挿入運動を繰り返す孝彦。そんな静かな動きでも、二人には十分だった。お互いとの一体感が、二人を急速にゴールへと押し上げていく。

「た、孝彦くん、私、もう、いっちゃうよ……」
 体を限界まで海老反らせて、甲高い喘ぎ声をあげる由理。その胎内には、溜まりに溜まった彼の精液が注ぎこまれていた。

 快感の余韻に、肩を震わせて息をする由理。赤く腫れ上がったアソコの痛々しさに、孝彦はすまなそうな顔をした。
「……ごめん……あんな勝負の約束でこんなこと……」
「ううん、違う。私も、こうしたかったの。だから気にしないで」
「でも……せめて僕に何かできることがないかな」

 そんな提案をする孝彦に、由理はいいことを思いついた、そんな表情を浮かべる。
「うーん……じゃあね。私、一番になりたいな」
「テストで? それは、フェアじゃないよ……」
 怪訝そうな顔の孝彦に、由理はとびっきりの笑顔、そして彼のおでこに軽くキスしながら答えていた。
「ううん……あなたの一番になりたいの!」