浩一の意識は朦朧としていた。
しかし、とめどなく与えられる刺激に、脳は敏感に反応し、快楽物質を形成して身体中
にそれを送り出していた。
 既に腰に巻いていたタオルは剥ぎ取られ、浩一は彩子の口による奉仕を受けていた。
 視覚を奪われた浩一の身体はいつも以上にその刺激に敏感に反応した。
股間から注ぎ込まれる彩子の唇と舌の感触もさることながら、そこより発せられる
「ズチュ、ブピュ」という下品な音、さらには、おそらく浩一の顔の真上にあるであろう、
蜜をたたえ、ヌルヌルになった彩子の秘部より漂う淫靡な匂いもまた、浩一の頭脳を麻痺
させ、刺激し、狂わせる要因になっていた。
 既に浩一はこの口技によって一度放出していた。浩一のへそから股間にかけては、自ら
が放出した精液によってべたべたになっていた。彩子の口元もまたその白い液体によって
ヌラヌラと光っている。
彩子の舌技は絶妙だった。時には優しく、時には激しく、浩一の隆起したペニスを刺激
した。舌はペニスのすべての面に絡み付き、嬲り、唇は下品な音をわざとさせながら肉棒
の壁面を上下する。ペニスを中心に顔を回すように動かすと、彩子の口内粘膜と舌によっ
て亀頭全体が同時に激しく刺激された。
 しかし、極上の快感の餌を与えられながらも、浩一はその快楽の頂点に自由に達するこ
とは許されていなかった。ペニスがぶるぶると震え、いきそうになる兆候を見せると、
彩子はその口を止め、浩一の顔に自分の濡れそぼった秘部を押し付けた。そして浩一に舌
による奉仕を要求する。ぺニスからの直接的な刺激を失い、口を塞がれたことによる息苦
しさによって、浩一の快楽線は下降の道を余儀なくされてしまう。そして、今まさに放出
しようとペニスの先端まで達していた精液が下がると、また極上の口技が再開される。
 浩一の快楽曲線は浮き沈みを繰り返し、終わることのないサイン・カーブを描いていた
のだが、先程、ついに我慢できなくなって思わず放出してしまったのだった。
 彩子の叱責が飛んだ。
 浩一は逆らうことも言い分けもせず、ただ情けなく謝罪するしかできなかった。既に彩
子に反抗しようという気持ちはどこかに消失してしまっていた。
 浩一の従順さに満足したのか、彩子はどくどくと脈打ち精液がしたたり落ちる浩一のペ
ニスを口に含み、尿道に残った精液を一滴残らず絞り取ると、再び口による奉仕を開始し
た。今出したばかりにもかかわらず、浩一のペニスはまたむくむくと彩子の口のなかで大
きくなった。
 許可なく放出することをきつく禁じられた浩一は、迫りくる快感の波に必死で耐えた。
そして、たまに押し付けられる彩子の秘部に対して、舌による奉仕を懸命に行った。
 なるべく自分の股間に意識を集中しないように、顔の上でうごめく彩子の陰唇を、クリ
トリスを、舌と唇の感触を頼りに必死になって舐め続けた。
 浩一が舌を挿し入れる度に、ペニスで塞がれた彩子の口からくぐもったあえぎ声が聞こ
えてきた。声を発すると、声帯の振動が浩一のペニスにも伝わる。この微妙な振動もまた、
浩一にとっては今までに経験したことのない刺激であった。
「どぉ? 気持ちいいでしょ?」
 彩子が口を離し浩一にたずねる。
「は、はい・・・す、すごいです・・・俺、もう・・・」
 息も絶え絶えに浩一が答える。
「私のアソコの味はどう? 言ってごらんなさい」
 女王様よろしく、浩一に向かって卑猥な質問をし、自分の濡れた股間を浩一の口にこす
り付ける。ピチャ、ピチャと音がする。
彩子の愛液によって喉元までびちゃびちゃになり、口を塞がれた浩一は思うように言葉
を発することができない。
「ほらぁ、どんな味がするか言って」
 彩子が僅かに語尾を強くして言う。
 目の見えない浩一にとっては、彩子の言葉は天からの命令のように聞こえる。
 押しつけられる彩子の陰唇に抗いながらなんとか口を開く。
「むぐ・・・ふ、ふぁい、ヌルヌルして・・・甘くて、しょっぱくて・・熱くて・・・
とってもスケベな味がします・・・」
「そう・・・そんなスケベな味がするの、じゃぁ、そのスケベな味がするところを見て
みたい?」
「はい・・・見てみたいです・・・見せてください」
 これ以上視覚を遮られての刺激には耐えられない、気が狂ってしまう。浩一の言葉の中
にはそんな哀願が聞いて取れる。
「じゃ、もっとスケベな言葉でお願いして」
 彩子がさらにいじわるく言う。
 浩一は躊躇したが、逆らうことはできず羞恥心に耐えながら言葉を発した。
「お願いです・・・ヌルヌルの、スケベなアソコを見せてください・・」
「もっと」
「そんな・・・」
「言うの」
「あぁ・・・彩子さんのオマ○コを・・・ベチョベチョのオマ○コを僕に見せて下さい!」
 普段なら顔から火が出そうになるほど恥ずかしいと思われる言葉が、麻痺した頭と口か
ら発せられた。
 言った後になって恥ずかしさが込み上げてくる。
 その、恥ずかしさに身悶える浩一の姿が、また彩子を熱くする。