ここのところ、特に何もない毎日が続いている。何もないとは言っても、ユウミはちゃんと発散してる。通勤途中の電車内で、ミニスカートの中をチラッと見せちゃうぐらいは、日常茶飯事。コンビニのレジの前で、わざと何かを落として、膝を曲げずに拾ったり。その時は、当然ノーパン・・店員の視線が、自分のお尻に釘付けになってることを十分意識しながら、振り返ってニッコリしちゃう。勿論、店員が男の時に限る・・ですけどね。
オオタは、風邪を拗らせて出社していない。ユウミはベッドで寝ているオオタのイメージを思い浮かべる。それに付属して、もう一つのイメージが、影のように貼り付いて離れない。あの優しそうでおとなしい人が、甲斐がいしくオオタを気遣っているだろう。ユウミはオオタと結婚したいとは思っていない、でも、つい嫉妬してしまう。無意味でネガティブなことだけれど、どうしても気になる時がある。慌てて、打ち消すと、満たされない焦燥感がつのる。
仕事帰り、夕方の人混みの中を、新宿南口に向かって歩いていると、後ろから肩を叩かれた。反射的に振り向くと、サカイと目があった。
「あ、サカイ君・・」
「今晩は、ユウミさん・・さっきまで会社で一緒だったけど」
「ええ、そうね。どうしたの、こんな所で?」
「ユウミさんこそ、何処行くんですか?あ、つっこみ過ぎかな?」
「ううん、買い物でもしようかと思って、来てみたのよ」
「洋服とか?」
「う、うん・・ストレス解消かな」
「へえーユウミさんでも、ストレス溜まるんですか。自分で、上手に解消してると思ってましたよ」
「え!?」
「い、いや・・いつだか・・」
「やあね・・もう、忘れてよ・・」
「はい、そうします。忘れ賃で、ユウミさんの買い物に付き合っていいですか?」
「ええ・・いいけど・・」
「よし!決まり!」
ユウミはサカイのあっけらかんとした態度に、好ましさを感じた。恥ずかしい姿を見られたけど、彼は思ったより安心できる男かも知れない。暫く2人とも黙ったまま歩いた。ひときわ明るいショウウインドの前で、サカイが突然立ち止まり
「ユウミさん、靴、買いませんか?」
「え?」
「いいでしょ?どうせ買いたい物なんて、無かったんでしょ」
サカイは、なかば強引にユウミの手を引いて、大きなウインドウの靴屋に入った。店内は、高級感のあるディスプレイで、ゆったりした試着シートが、微かに皮革製品独特の臭いを放っている。
サカイは、その中の一つにユウミを座らせた。それから、赤いハイヒールを棚から取り、ユウミのふくらはぎの当たりをそっと掴んで、自分の鼻先まで、持ち上げた。ユウミが履いてきた紺のパンプスを脱がす。
甘酸っぱい臭いが、サカイの鼻腔を撫でた。そのまま、そっと足指に軽く口づける。ユウミは、ハッとして、足を引いた。サカイが、上目使いにユウミを見て、小さく囁いた。
「じっとしていて・・」
足を抱きかかえるようにして、赤いハイヒールをユウミに履かせる。思った通りのサイズだった。
「やっぱり・・思った通りだ・・」
「え?なにが・・?」
「黙っていて・・僕がユウミさんに似合う靴を選んであげるからね」
そい言いながら、サカイは頬摺りしそうなほど、ユウミの足をさする。
「あの・・お客様・・何か、ご用命は・・?」
中年の女性店員が、声をかけてきた。店員が不快そうな視線を向けたが、2人は黙殺した。
「やっぱり、ユウミさんは赤が似合うね」
そう言って、サカイがユウミを見上げた。足元に跪いてユウミの足をだいじそうに抱きながら、白い太腿が、つやつやと脂を浮かべてくる様子を観察していた。
ユウミは赤いハイヒールの爪先を、サカイの肩に乗せた。ミニスカートの奥が、すっかり覗けるように。白いシルクが濡れはじめ、シミが拡がっていく。思わず、サカイが手を伸ばそうとすると
「だめよ、サカイ君・・そこは・・」
サカイを邪険に振り払って、ユウミが立ち上がった。赤いハイヒールを履き、まっすぐに立った彼女の足元で、サカイが跪いたまま目を潤ませている。
「この靴、頂くわ。履いていきます」ユウミが店員に言った。
店を出てから、赤いハイヒールを履き、尻を振りながら歩くユウミの後をサカイが追う。代々木方向に暫く歩き、暗くなっているオフィスビルの非常階段から屋上に上がった。
給水タンクに寄り掛かって、立ったままユウミが足を開く。サカイはさっきと同じように跪き、両手で腰に貼り付くようなミニのタイトスカートを上げた。
ユウミは、パンストをはかない。白いシルクのパンティが、サカイの目の前で呼吸している。赤のガーターが、ハイヒールと似合っている。サカイはユウミの股の間に、顔を押し当てて、パンティのシミを舐めた。ユウミが腰を落として、もっと深いところを要求する。パンティの上から、サカイの舌がラビアを探る。
ユウミが自分の指で、パンティに隙間を作る。サカイの舌が、その隙間からラビアを舐め・・さらに、吸う。
「あぁ・・いい・・」
クリトリスを探り当てたサカイの舌が、器用に敏感な部分を剥き出しにした。舌先でそっと触れ、つつくように刺激する。ユウミの腰がくねりだした。
サカイは、ユウミを後ろ向きにして、パンティの隙間から固く張りつめたペニスを、一気に押し込んだ。瞬間、ユウミは尻を突き出し、声を上げる。
ユウミの腰を抱え込んで、深く強く犯す。深奥で、サカイは爆発した。
ユウミのパンティは、ぐっしょり・・・・
「ユウミさん・・パンティ、脱いで・・」
ユウミが気怠そうに、片足を上げる。サカイが、パンティを剥ぎ、二人の激情で、ぐしょぐしょのパンティを顔に押し当て、至福の声を漏らす。
「ぼ、ぼくは・・・最高に幸せだ・・」
ユウミがティッシュで後始末しながら言った。
「ねえ、サカイ君・・あんたって、足フェチなの?パンティフェチなの?」
屋上の強い風が、ユウミの声をかき消し、サカイの上気した頬を冷やし始めていた。