「お姉ちゃん、どうしたの?」
深雪がアダルトビデオを一時停止して、雅の方を見た。
雅の二重の大きな目は潤んでいて、顔どころか首筋まで赤く染まっていた。
「な、なんでもないの....ちょっと座り直そうと思っただけよ....」
「そうなんだ....私てっきりお姉ちゃんがビデオ見て感じちゃったのかと思
っちゃった」
「.....!  そ、そんなことあるわけないじゃない!」
「そぉ? ところで、どう? ここまで見た感想は?」
「.....なんか....女性をバカにしてるって感じ....」
「雅隆がこれを見てオナニーしちゃったのは理解できた?」
雅は困った顔をした。 女の自分がこのアダルトビデオを見て興奮してしまっているのだ
から、男の雅隆が感じないわけがないと正直に思った。 しかも、自分もビデオ
を見た後にオナニーしてしまっているのだ。
しかし、そのことを深雪に言うことは姉として恥ずかしくて出来なかった。 
「まだ...わからないわ....」
「お姉ちゃん最初はすごく怖い顔して見てたけど、もう大丈夫みたいよ。 もう
平気なんじゃない?」
「え、ええ....そうね、だいぶ慣れてきたわ....」
なんとか妹に余裕を見せようとした雅だったが、深雪には雅が虚勢をはっている
ことなど見え見えだった。
深雪はその余裕の態度を利用してやろうと思った。 別に雅のことが憎いわけで
はないし、逆に好きなのだが悪戯好きな深雪は雅でちょっと楽しもうと思ったの
だった。
「アダルトビデオには慣れたけど、まだ雅隆の気持ちがわからないのか....そうだ!
 それじゃあ完全に理解してみようよ! ね、お姉ちゃん!」
「え? どういうこと?」
「だから、お姉ちゃんがビデオの女の人と同じ体験をして、それを自分で見てみ
るのよ! 私が縛ってあげるからさ!」
「じょ、冗談じゃないわ! そんなのイヤよ!」
「でも雅隆はこれを見てオナニーしちゃってるのよ。 でもお姉ちゃんは全然感
じないって言ってるし....だから手っ取り早くお姉ちゃんがアダルトビデオの女の人
と同じようになれば、もっとわかりやすいでしょ?」
「そんなことダメよ! 雅隆くんがいつ帰ってくるかわからないんだし」
「ドアに鍵かけちゃったから入ってこれないわよ。 この家にいるのは私とお姉
ちゃんだけ.....私が内緒にしてればいいんでしょ?」
「内緒にって言ったって....」
「お姉ちゃんもちょっとは興味あるんでしょ? 雅隆は家に入れないんだからさ!
 ほら、少しだけだからさ!」
「で、でも....」
不安、好奇心、恐れなどの複雑な感情が雅の心の中を駆けめぐった。
(手を縛るぐらいだったらいいかも.....)
雅の頭の中でアダルトビデオの女性と自分の姿が重なっていた。 何度も頭の中に浮かん
では消え、浮かんでは消えた映像である。
裸の自分が縛られている姿。 それは美しくもあり、あまりにも淫らだった。
雅の悩んでいる顔を見て、深雪は後一押しだと思った。 
「それじゃあ手を縛るだけでいいから、やってみようよ! ね?」
「.....本当に....手だけよ....」
「よし、決定!」
雅の喉がゴクッと鳴った。 自分が興奮しているのがはっきりとわかる。
しかし、手だけと言ってもやはりかなりの抵抗がある。
「ねぇ....それにしてもあんな縄なんか家にないでしょ? だから.....
やっぱり、やめましょうよ」
「あるわよ。 雅隆の健康のためにってボーイスカウトに入れたでしょ? ボー
イスカウトはロープ使うのよ、知らなかった?」
「....そういえば....」
雅隆を家から追い出す前に、ロープがどこにあるか聞いておいた深雪だった。 
 そしてビデオカメラの場所も忘れずに聞いておいたのだった。
深雪は準備すると雅に言った後、雅隆の部屋で全ての準備を終えていたのだった。
 押入の奥にしまってあったロープを机の引き出しに入れておいた深雪は白い綿
ロープの束を取り出すと、雅の隣に座り込んだ。
「それじゃあさっきの人みたいにブラだけなってくれる?」
「後ろ手に縛るだけなんだから、脱がなくてもいいでしょ?」
「だめよ、手を縛るだけにしても、ある程度は同じようにしなくちゃ!」
「そうかもしれないけど....」
「私にまかせてくれればいいんだから! ほら、お姉ちゃん、脱いで、脱いで!」
そう言いながら深雪は雅が気を変えないうちにと、雅のスウェットの裾をまくり
上げて脱がそうとした。
「ちょ、ちょっと待ってよ! 脱ぐわよ、脱ぐから、ちょっと待って!」
雅は自らスウェットシャツを脱ぐと上半身はピンクのフルカップのブラジャーだ
けの姿になった。
88cmの乳房をしっかりと包んだブラジャーは上半分がレースになっていて、
カップのワイヤーが大きな乳房の形をさらに美しく表現している。
「それじゃあ後ろに手を回してくれる?」
雅は興奮で震える手を深雪に気づかれないように注意しながら、両手を後ろに回
した。 
腕を後ろに回したことで胸が前に突き出されるようになり、量感のある乳房が更
にボリュームを増したように見える。
「ほどいてって言ったら、すぐにほどいてよ....」
「うん、わかった、わかった....それじゃあ手首を重ねてくれる?」
「...こう?」
雅は後ろ手に手首同士を重ねて深雪の前に差し出した。
深雪はロープの束から長めの束を取ると、交差した手首にロープを巻き付けよう
として考え込んでしまった。
「よくわからないなぁ.....ちょっと待ってね!」
そう言うとアダルトビデオの一時停止を解除してテープを巻き戻し始めた。再生された状
態で巻き戻しされていく。縄を打たれた女性の身体から縄が離れていくのが可笑
しくもあり、不思議な光景であった。
手首を縛り始めたところまで巻き戻すと、アダルトビデオの男性を真似して手首を縛って
いった。
エロビデオの男性は手錠をしたように、手の平側をあわせるようにして手首をひとま
とめにしてグルグル巻きにしてから腕の間の縄に縄尻を巻き付けていた。
深雪は雅の手首を同じようにして縛っていく。
「深雪ちゃん、あんまりきつく縛らないでよ....」
手首を4巻きぐらいされただけで、もう手首は動かなくなっていた。 手を動か
そうとしてもほとんど動かせない。
深雪が手首に巻き付けた縄に縄尻を巻き付け終わると、手首は完全に動きを封じ
られてしまっていた。
アダルトビデオの女性の方が抵抗しているぶん、雅よりも縛られるスピードが遅かった。
「どう、お姉ちゃん? 縛られた感想は?」
「本当に手が全然動かないのね....」
「どう、縛られて感じちゃった?」
「......こんなので感じるわけないでしょ」
アダルトビデオの女性の二の腕に縄が巻きつけられ始めた。
「もう、いいでしょ? 雅隆くんが帰ってくるといけないから、早くほどいてち
ょうだい」
「うん、わかった.....」
雅の二の腕にロープが巻き付いていった。
「深雪ちゃん、なにしてるの!」
「だって、こんなのじゃ感じないんでしょ? お姉ちゃんが雅隆の気持ちがわか
るようにしてあげるの」
「や、やめなさい! だめよ、そんなことしちゃ!」
肘の真上の辺りをロープが何回も巻き付けられた。 日本の腕の真ん中の当たり
でクロスするようにロープが何度も両手の間を行ったり来たりする。
「だめ! はやくほどきなさい! お姉ちゃん、怒るわよ!」
ロープにはまだ十分すぎるほどの余裕があった。 深雪はロープをエッチな映像と同じよ
うにブラジャーをしたままの乳房の上に巻き付けていった。