「へぇ~、結構、湧ちゃんって毛が薄いんだ」
小百合がそう言った。
私ははずかしさで立っていられなくなって、そのままの格好でしゃがみこんでう
ずくまってしまう。
どうしよう…
早く帰ってくれないかな…
「ねぇねぇ」
三人と一人が集まって、なにかこそこそ話を始めた。
「それいい! そっちのほうがメインよりずっと燃えるかもしんない」
「処女のまま・・・・・・・なんてすごくない?」
「そうですね…」
「じゃぁ・・・・・・・・・・・・とか?」
「うんうん!」
「ほら、小百合はさ、・・・・いって持ってきてよ。中身は・・・・でいいんだ
からさ・・・」
「うん、わかったぁ」
「私は長い電気製品のコード探してきますね」
「そそ、やってもらっておいて、でね・・・・・・・」
会議から漏れる言葉が私を、どんぞこにおとしいれる。
一体なにを計画して、私にどんなことをやらせようとしているのか…
「湧ちゃん」
私はそう言われて顔だけを由香の方に向けた。
「なに?」
「”なに?”じゃなくて、奴隷の言葉遣いを覚えなさい!」
由香がその私の言葉に怒り狂う。
回りもそれに納得している様子で、誰一人私を奴隷なんて扱いにするのを酷いと
は思ってくれていないようだった。
「は・・・・はい、気を  つけます」
言う自分が恥ずかしかった。
由香達のいいなりになって…私は一体なにを… しているのだろうか。
「これから、自分で自分の体を縛り付けて貰いますから…」
どくっとした。
自分で自分の体を縛って… そこを見られる…
恥ずかしさとも不安とも恐怖とも言えない感情がなかで弾ける。
加代子の表情は冷たい…
それだけ言うと、健一を残して他の三人は散らばった。
「はは、俺だけこんなところで見張りだってよ。ったくあいつら、おもちゃのお
守りなんてさせるんだからなぁ…」
とぼけてみせた健一という男に一瞬、期待したが、その目を見た瞬間、恐怖がま
た舞い戻ってくる。
助けてはくれない…
「裸の女の前で、立ちつくす男…」
その言葉に私はぞっとした。
この状態では犯されない方が異常だと言うことに今気付いたのだ…
おあつらえ向きにすぐ横にはベットがある。
「しょ、処女は奪わないって約束だからね…」
そう言ったら、ふっと笑った。
「それがお前にとって一番大切な物なんだろ?」
いや…
その言葉の意味を理解する前に加代子が帰ってきた。
「はい、長いコードいっぱい持ってきましたよ…」
加代子が渡したのはいろんなケーブル。
そのなかに含まれている、パソコンのケーブルを見つけて私は泣きそうになった。
はさみで切ったのだろうか、勝手に…
人の物を勝手に壊すなんて酷い…、しかも…
「健一君が、縛り方を教えてくれるそうですから…」
その言葉を聞いて私はどきっとした…
いや…
もっとも私は自縛などしたことない。だから確かに一人で出来ないかもしれない
けど、誰かに手伝って貰うなど…
しかもそれが男の子…
「手とり足とり教えてやるから、しっかり覚えろよ?」
近づいてくる健一に私は恐怖を覚えた。
「いやぁっ、来ないでぇ…」
声にならない声で、健一や加代子に聞こえていないかもしれない…
聞こえたらお仕置きをされる。
そう私の本能が感じ取って声がでなかったみたいだった。
「ほれ」
後ろから回り込んできた健一が私を後ろに倒して、後ろから包み込むように抱き
かかえて見せた。
き、きっとあそこまで見られている。
ぐっと手で腰を引かれて私は混乱のあまり発狂しそうになった…
あばれようとした時…
私の腰の後ろ辺りにぐっと押し当てられたものに、心臓が爆発しそうになって正
気をとりもどす。
健一のものが、男の部分が堅くなってて後ろから…
そう、ぐっと押しつけられるのを感じた。
無意識に恥ずかしさで顔が真っ赤になって、抵抗心を失う。
「お、なかなか従順だぞ」
ほめられたのかどうなのか…、なんとなく嬉しく感じる私が自分で嫌だった。
コードを持って私に渡す。
健一には性欲が無いんじゃない、
私のことをみて感じてはいるが人並みはずれて理性が強いだけ、もし私が健一の
理性を外すようなことをしたら…
例えば抵抗して、はずみに私が押し倒されるような格好になったりしたら…
約束など無関係に犯されないとも考えられない。
「よし、まずは、上半身…・…・…」
ゆっくりと体にコードを回す。
くやしいことに、その高価なパソコンを亡きものにしたコードは長く、私の上半
身を縛り付けるのにいい長さだったようだった…
恥ずかしさのあまり、早く過ぎ去ったらいいと言う想いが先に出て、私はもうな
にも考えずにいわれたことをさっさと実行した。
「よし、で、このコードを…」
体に緩くコードを巻き付けるだけだったので多少安心した。
健一が時折手を貸して私の体に容赦なく触れながら、私の体に、縄を巻き付け…
とにかく後ろにいるのが男の子というのが私の恐怖を煽った。
ふと、少しして
カチッという音が聞こえて私は上を見上げる。
「おいおい、さっきからカメラは良いけど、俺の顔はうつさないでくれっていっ
てあるの大丈夫だろうな…」
何度目かの愕然とした気持が私を襲う…
なによりも嫌だったのは、カメラでこんな姿を撮られているという事実と、いや
私が抵抗することもなく呆然と縛られていく様を見ていること。
多分その事実は…
現像されたときに写る私の夢中な姿で証明されてしまう。
「うん、大丈夫だよ、健一ちゃん」
加代子の手にはカメラが握られていた。
そのカメラに目が釘付けになっていた私の腕を後ろから健一がぐっとつかんだ。
「良くできたぞ」
背中で縄のまとまっているところに手を入れられて、その手を押さえられたまま
健一が、その縛り終わった縄の端と、もう一つ垂れ下がっている縄の端をつかん
でぐっと引いた。
すると、驚いたことに…
するすると巻き付いてきた縄は私の体をきつく締め付けて、
さらには後ろ手にしっかりと固定されてしまった。
苦しい…
お腹の辺りまできつく縄が食い込んでくる。
「いやぁぁぁ・・・・」
もう泣き出してしまおうかとさえ思った… 上半身はがっちりと縛られている…
胸にかかる縄が痛い。
「触らないでぇ…、胸に触らないでよぉ…」
後ろから私の素の胸に触ってきた健一はその上下に這わせた縄をぐっと引いて、
私の胸が繰り出されるように形作る。
ただでも苦しい状態の私にかかっている縄を健一がいっそうきつく絞る。
「ひぃっ、苦しいんだってば…」
言う私の体を健一が前にうつぶせに倒した。
締め付ける縄の端を持って私を踏みつけて思い切り強く引いた途端、息が出来な
くなるほどにきつく縄が私の体を締め付けた。
「ぅげぇっ…
恐怖でいっぱいだった私、後ろの男の子の前で体の自由を奪われ…
その上、胸までいじくられてしまい私の頭は混乱してもう、なにをかんがえると
もなく悲鳴だけを上げた。
「気持いいでしょ?」
加代子がそう言った。
意味が、その時の私には全然分からなかった…