「いったいなんのつもりなのよ…」
由香だけが残った。
私はあいかわらず縄をかけられたままで、由香の前でなるべく足を閉じて体をか
がめるようにしていた。
「私の計画…、完璧でしょ?」
由香の声がいつもの声に戻った。
それで私はなんとなく嬉しかったのだ…
「…え?」
「あなたにはね…、冗談抜きで奴隷になって貰うわ」
呆気にとられた…
今までのとはちがう、なにか重くのしかかってくる言葉。
いくらなんでもひどすぎる私への仕打ち、今の格好、そんなのが余計に… 自分
の立場を自分に言い聞かせる。
「処女のままが良いなら、それでいいわ。でも、私なら処女なんか譲るなぁ…」
意味が分からなかった。
気のせいか、さっきの浣腸のせいかお腹が痛い。
「縄をほどいて…」
その私の声はさっきよりずっと強い。
「それはだめよ。もっとってんなら別だけど?」
四人いたやつらが今は一人。
しかも、由香一人なら、なんとかならないことはないかもしれない…
「へぇ、湧ちゃんはベッドで寝てるのか…、なかなかいいね。でも明日からは、
休みなしだからね」
私のベットの上にどかっと腰を下ろす由香。
なにか、不安が増していく…
「私、寝るよ」
由香がそう言った…
「い、いいかげんにしないと明日どうなるか…」
「わかってるわよね?」
いおうと思っていたことを先に言われた私は、言葉に詰まる。
「明日、普通に学校に行けないのよ?」
なにかされる…?
由香がポケットに手を入れた。
動物的な勘で私は一瞬どきっとしたが、由香はそのまま手を出した。
「こんなこと知れたら、あんた達退学って事くらい…」
「じゃない?」
由香の反応に驚いた。
わかってやっている…?
「私が、写真をばらまくって脅迫すると思った?」
一瞬どきっとした。
写真をばらまくと言われれば、私はもう…、生きていけないほど恥をかくだろう。
特に、今までのような生き方は出来ない。
「ばらまく必要なんてないのよ。雅之君に送ればね…」
え…?
その言葉の意味を取り失った。
雅之君に…、あの写真を渡したら…、そ、そんなことが…
「よけい好かれるかも、そしたら仲間に入って貰おうかな。別に、ばらまいちゃっ
たらやめるしかないかもだけどさ、雅之に知られたってどうってことないし…」
「やめて…、そんなことしたら本当に…」
由香は私のあごをくいっと上げる。
「ご主人様にお願いするならね…、私が、健一に電話しなかったら、雅之の使うパ
ソコンにあの写真を送られることになるのよ…?」
そんな・…・?
「ひ・・・・・・・・」
ひどいと言おうとした私は、由香の眼に言葉を遮られた。
いま、もし、由香の言葉が本当なら、雅之にあの写真を送られてしまったら…?
少しして由香が言った。
「さて、寝かせてあげるからね…」
由香が私に近づいてきたので、私はあわててバランスを崩して横に倒れてしまった
が、それにかまう様子もなくベッドの上の薄い掛け布団を一枚もってきた。
それを床に敷き始める。
「しゃ、写真送ったりしないで…、お願い……」
「あなた次第よ…、遊びじゃなくて、一生奴隷になるんだから、従順にしてれば、
かわいがってあげるわよ…?」
床に平らにしくと、私をその上に乗るように指図する。
しかたなく床ででもとりあえず三日間は…、家に誰もいない間だけでも我慢してし
のぐしか方法がない。
時間さえあれば写真くらい取り返してやれるんだけど…
私がその上にのっかると、由香が私を突然蹴り飛ばした。
「痛っ、なにすんのよぉっ」
そう言って、見上げた由香の眼はするどくとがっていた…
「な…なに? ここで寝ればいいんでしょう?」
由香が私の体をつかんで、無理矢理に体を引きずって敷かれた布団の端の方まで追
いやった。
「バカ。普通に寝れると思ってんの?」
なにをするかと思ったら、上半身だけ布団に体が乗るように私の体を引きずってか
らその布団の端を私に巻き付けた。
「逆らったら、今夜は外でその格好で寝て貰うからね…」
外って…
そんなひどい。ひどすぎ…
私がその言葉に恐怖を感じている間に、由香は私に布団を上半身に巻き付けていっ
た。頭をすっぽり布団が覆って回りが見えなくなる。
焦る私をそのままころころと転がした。
時折ぎゅっと引っ張って上半身をきつく布団が締め付けるようにする…
「なに…、なにする…」
声もほとんどこもってしまっている。
そのまま上半身だけを布団です巻きにされてしまった…
しっかりと体に巻き付いて上半身が重くなったところをおそらく由香が持ち上げて
私をなにか台のようなものの上に上半身を乗っけた。
ふわっとやわらかいのでたぶんベットだろう…
「あ… あつい…」
なんで私はこんな目に…
こもってしまう声は外に伝わりそうな気配もない。中もだんだんと蒸れてきてもう
すでに熱くなっている。
上半身を恥ずかしい格好に縛り上げられた上に、ベッドの上に体を乗せて、お尻を
由香に突き出すような格好をさせられているんだ、きっと…
なんとなくそう分かった。
下半身になにも身につけていない感覚と、上半身の息苦しさでもう私は狂ってしま
いそうだったが、恥ずかしさがそれを許さない。
「お休みなさい」
由香がそう言ったので驚いた。
「お休みって…、由香?」
訳が分からない私を置き去りにした形で、由香からの応答が無くなった。
階段を下りる音がして唖然とした…
こんな格好で帰られたら、明日私はどうなっちゃうんだろう…、いや、きっと由香
のことだから帰ったりしないで私を脅かしてるだけだと思うけど。
想像以上にこの環境で回りが見えないのは恐ろしかった。
例えば…
いますぐ処女を奪われてもおかしくない格好だから…
私はそのことに気付いて、なんとなく開いていた股をさっと閉じて、途端に崩れた
バランスを何とか立て直す。
私は一息ついて状況を整理した。
巻き付けられただけだから、ぐるぐる回ればとれると思ったのだが、上半身が縛ら
れているせいかその体制のせいかうまくいかない。
それでも体を動かすうちにだんだんと布団が緩くなってうれしかった。
多少涼しくなった気がする。
その時…・…
「ぎゃぁっ…」
急な刺激に私は声を上げて飛び上がった。
なにか、よくわからない、さっきと同じ様な感覚…
少しして分かった。
お尻の穴になにか細い棒のようなものをつきたてられた…、由香だ。
「由香!、なにを…」
その棒はだんだんと奥の方まで入っていく。
後ろを見ようと思っても、巻き付けられた布団のせいで感覚が遮断され余計にお尻
の感覚に神経が集中していく…
さっきされた浣腸と同じようななにか変な感覚だった。
しかも初めてされた浣腸の刺激でお腹が参っているところにまた、その感覚がやっ
てきて私は喘いだ…
「ひぃっ、あぐぅ・…・、ひぃぃ…」
決して気持ちいい感覚ではなく…