測定室の中には何人か並んでいた。
「順々に、奥の部屋で測定をしてきなさい。大体二人で二十分くらい、八つある
部屋を順次使っていくように…」
先生がてきぱきと振り分ける。
個室で計るのか…
ちょっと濡れてしまった下着に不安になりながら後ろに並んで順番を待った。
だんだんと列が短くなって行くに連れてどんどんと不安が募る…
えっと…
多分、身長と体重…、うぐっ、やっぱり裸ではかるんだろうな…、あとは3サイ
ズとかかぁ…、やだな…、あ、中学で体操着作るとき股下計ったし…
次から次へと嫌な事が思い出される。
ご主人様に股下など直接計られて読み上げられたりしたら恥ずかしさで死んでし
まう。どうしよう…もないのかな。
いつの間にか私の前に人がいなくなった…
先に見える、いくつもの個室の測定室、その一つのドアが開いてペアが出てきた。
女の子の表情は麗しくない…
よっぽど恥ずかしかったのか顔を真っ赤にして目に涙を浮かべている。
男の方はなにやら大きな箱のようなものを持っている。
「おい、次だぞ?」
え、う、うん…、そっか…
そんなご主人様の声に慌てて、手を引かれてその測定室に入れられた。
完全な密室に、ベッドが一つあった。
見慣れた身長計や体重計なんてものは見あたらない…
一体…?
「ほらっ、ベッドに腰掛けて」
ドアを閉めると、息苦しいほどの密室…
だが、裏を返せば、他の人に見られる心配はない…、女の子同士で見られっこが
恥ずかしくないとは言わないから、一人なら男でも…
うぐっ…
やっぱりどう考えても納得できない。
恥ずかしいよ…
しかたなく、制服姿の私は言われるままにベッドの上にのっかった。
「どうするの?」
わからない顔をしている私に…
ご主人様が、私の腕をつかんで…
「服を全部脱いで上がるんだよ、じゃなきゃ計れないだろ?」
何もかもしったようなご主人様の声。
少なくとも、男の入学生には特別な予備知識がいっぱいあるに違いない…
私はこんな学校だとさえ知らされていなかったのに。
「どこ、計るんですか?」
大抵の場所は服を着たまま計れる。
服を脱がなければいけないようなもの…、体重計とかは見あたらない。
「全部だよ」
え…?
全部って…、私の体のどこをどう全部…なのかな。
「ほら、服脱げ」
そう言って、いい加減たまりかねたようにご主人様の手が私にかかる。
「い、いいです。自分で脱ぐから…」
脱がされるのはもう十分…
男の人に服を脱がされるなんてあんな恥ずかしい思いはもうしたくなかった。
はぁ…、しかたなく私は上を脱いで、わずかな躊躇いの後に後ろを向いて下着と
一体のスカートを脱ぐことにした。
うう…
スカートと下着が縫いつけられている理由を体を持って理解する。
こうしておけば、恥ずかしくてもスカートを脱ぐときに裸になるしかない…
「はぁ…、脱ぎました、どこでも計ってください…」
早く終わりたい。
それだけを願っていう私の言葉に、追い打ちをかけるように、後ろから私の身に
つけた布の最後の一枚のブラジャーを外される。
「いやぁ…」
私は、かすかに抵抗しながらそのブラジャーを奪われた。
「いけないやつだな。こういう下着は校則違反だぞ…」
はぁはぁ…
ご主人様の言葉も聞かずに恥ずかしさをぐっとこらえる。
ともすれば、後ろから今、犯されてしまってもおかしくないような自分の姿に、
不安が増す。
「よし、そこに仰向けに寝て」
私の腕を後ろからがしっとつかむご主人様。
それをひねりあげるようにして…
ぐっと私をその堅いプラスチックで出来たようなベッドの上にごろっと寝かせる
ように、ご主人様の手が私を引っ張る。
「…???」
堅いベッドには肩と股から十センチくらいのところに太股や腕をのっけるような
器具が付いている。
私の四肢をその器具の上にのっけると…
カチャッ
私はその不気味な音にびくっと体を震わせた。
「いやぁあっ、なんなの?」
その器具はかたっと私の四肢を押さえつけるようにして、あっという間に私の体
をX字に拘束する。
仰向けに動けなくなった私に再び羞恥心が火を燃やす。
ああ…、見られてるよぉ…
きっと、私の大切な部分の形や、体のすべてがさらけ出されていることだろう。
あまりの恥ずかしさにこらえきれなくなっても自由が効かない体には、どうする
こともできないのだった。
「えっと…」
!?
ご主人様の手が私の大切な部分にぺとっと触れた。
恥ずかしさのあまり、泣きそうになる…
何かクリームのようなものを塗り込むように、ぬるぬると私のえっちな割れ目の
まわりをふにふにとなで回す。
「いやぁぁ…」
その手が、お尻の穴の方まで滑り込む。
はぁはぁ…
何かを塗りたくられて違和感が残るまま、ご主人様は続いて脇の下に、そのクリ
ーム、白いものだった、を塗り込んだ。
くすぐったいけど、どうしようもない…
「んぐっ…」
私が涙をぐっとこらえているのを見ると、そっと私から手を離した。
「よしいいこだ、動くと綺麗に型が取れないから動くんじゃないぞ」
型が取れない?
ふとご主人様がどこからか大きな底の浅い箱のようなものを私の体に被せるよう
にしてぱかっと蓋を閉じる。
やっと私の体を隠すことが出来る…?
いや、それよりも何をされるかの不安が先に出てしまう。
なにやらあちこちで掛け金をかけてしっかりと蓋を固定しているのが分かった。
「あれ…」
すると…
箱の中で裸の体に、私の太股の辺りになにか…
なにこれ…?
どろっとしたなま暖かい液体が、私の体を埋め立てるようにしてどんどんと足の
方から流れ込んでくる。
「ぜったい動くんじゃないぞ、先生も言ってただろ? 計り損ねて苦しむのは、
お前の方なんだからな」
意味も分からず、もとから動かすこともできない体がじっとその液体に浸かって
いくのを感じた。
はぁ…
何分かすると、すっかりと私の体はそのどろっとした液体に完全に浸った。
おそらく箱の中が液体で満たされているのだろう。
”動くな”
そう言われていたからなるべく静かに呼吸して体を動かさないようにつとめる。
はぁ…
「あ…」
ふと、ぱりっと肌に何かが張り付いたかと思うと…
ぱりぱりっと中でどろっとした液体が、かちんこちんに固まっていくのが分かる
のだった。
「あと三分くらいだな…」