官能的なエロ小説

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団地妻

 彩子は、ふぅ、と溜息をついた。
 また今日もいつもと変わらぬ一日が始まってしまった。
 朝6時に起床。夫を送り出した後、洗濯、掃除。昼食後にテレビのワイドショーを見
ながら昼寝を少々。夕方から買い物に行き、夕食の支度をしつつ夫の帰りを待つ。
 変化のない日常。退屈な毎日。
 昼前に掃除を終わらせてなんとなく一息ついていた彩子は、ふとこれまでの自分の生
活を振り返った。
 22歳の時に親の反対を押し切って、駆け落ち同然に結婚。それから早いもので、も
う5年になる。子供はまだいない。今日まで、がむしゃらに生きて来たような気がする。
 昨年やっとの思いで公団マンションを購入した。それを機に仕事をやめ、家事に専念
するようになった。別にやめたくて辞めた訳ではない。保守的な夫は、妻には家を守っ
ていてほしいのだそうだ。自分が仕事から帰ってきた時、毎日迎えに出てほしのだそう
だ。
 そんな夫の考えを受け入れてしまったのが間違いだった。
 変化のない日常。退屈な毎日。
 退屈、退屈、退屈。
 去年まで家庭を持ちながらも、バリバリと仕事も遊びもこなしてきた彩子にとって、
一日中家にいて、毎日同じことを繰り返すことはどんなに苦痛なことだろう。
「あぁ、なにか刺激的なものが欲しいわ・・」
「この、退屈な日常をを壊してくれる刺激的な出来事が・・・」
 ここ数日、そんなことばかり考えるようになった。
 なんとなく毎日見る、ワイドショー、たまに買ってくる女性週刊誌からは、人妻の乱
れた性の情報がひっきりなしに入ってくる。
 不倫、不倫、不倫。
 別に夫に満足していないわけではない。夫は求めれば応じてくれる。向こうからも求
めてきてくれる。結婚して5年、そろそろ夜の生活もマンネリになりつつあるかな?と
も思うようになってきたが、同年代の夫婦と比較してみれば充実していると思う。
 でも・・・
 すべては、退屈な日常がいけないのだ。
 変化のない生活に麻痺した体がもっと刺激を求めてくる。それも、いけない刺激と言
うかたちをとって。
 年令も27歳。一番脂ののっている時期である。欲求をいくら満たそうとしても、満
たしきれない。
 わたしって淫乱だったのかしら?
 誰もいない昼間、ひとりでオナニーにふけることも多くなってきた。夫に内緒で、大
人のおもちゃも買ってしまった。そんなことを夫に知られてしまったら、何を言われる
ことか。でも、その秘密がたまらなく快感だったりする。
 わざと夫の帰る時間の直前にオナニーを始めて、そのスリルを味わったりしたことも
ある。
「わたしも乱れた人妻のひとりね・・・」
 最近では開き直りにも似た考えが頭を巡るようになった。 わたしは淫乱な人妻・・・
 なんでもいい、淫靡な刺激を求めるケダモノ・・・
 昼食の用意までには、まだ少し時間があった。どっちにしろ、ひとりだけの食事の用
意だ、どうでもいい。
 ソファーに寝ころんでぼーっとテレビを見ていた彩子は、そんなことを思い返してい
くうちに、だんだんと体がほてってきているのに気づいた。
 言ったそばから、体が刺激を求めてきた。我慢できそうにない。
 んもう、昼間から・・・
 ちょっと罪悪感にさいなまれながら、おもむろに箪笥の奥に隠してあるバイブレータ
を取り出す。夫の名前を使って、通販で買ったものだ。
 バレたらすごく怒られるだろうな。
 寝室のベットに寝転がった。
 ちょっとためらいながらスカートを脱ぐ。恐る恐る、指でパンティーの上から秘部を
まさぐってみた。
「ああ・・・濡れてる・・・」
 パンティーにはそれとわかるシミがついていた。
「まだなにもしていないのに・・・」
 周りには誰もいないのに、なぜかとても恥ずかしくなり、顔が真っ赤になった。その
羞恥心が、さらに体に熱を持たせる。
 ゆっくりとパンティーを脱いだ。膝をたてて、そっと太腿に指を這わせてみた。指の
刺激が太腿を通して最も敏感な部分に伝わる。
 太腿をさわっているのに、膣の奥の方を愛撫しているような感覚に落ちる。
 私ってこんなに敏感だったかしら?
 指はもったいぶるかのように、秘部を通過し、その上の茂みをまさぐった。ゆっくり
と手の平で包み込んでみる。自分の手の温かさが伝わってくる。
 なんか変な感じ。
 わずかにためらいながら、敏感になっている秘唇を触ってみた。
「ん・・・」
 快感が体全体に広がる。
 即座にねっとりとした愛液の感触が感じ取れた。
 痺れるような快感をたのしみながら、さらに指を下の方に這わせてみた。
「あ・・・・こんなに・・・・」
 愛液はすでに小さな蜜壷から溢れ出し、おしりの方まで 流れていた。
 自分の愛液をたっぷりと指につけ、ゆっくりと肛門の周囲を刺激してみる。
「ああぁっ! んん・・・・」
 思わず声が漏れてしまった。しかし淫靡な快楽の世界に身を埋めかけている彩子は、
すでに現実世界から遠く離れてしまっていた。
 自分が声を出していることにも気づかない。
「はぁぁ・・・あんっ!・・・ああ~っ!」
 指の動きが早くなる。
「だ、だめぇ~・・・」
 もう、すっかりと快楽の暗闇の穴の中に落ちてしまった。
 虚ろに目を開き、枕元に置いてあるバイブレーターを手にする。黒光りする太いそれ
のスイッチを入れる。モーターの音が静かに響く。

 バイブの先端を、これ以上ならないほど敏感になっている、ぬめぬめ光った花弁にあ
てた。
「んっく!・・・ああ~っ・・・」
 花弁の周囲をバイブレーターの先でなぞる。
「あっ、あっ・・」
 先端が花弁の上の方についている、一番敏感な花の芽の部分を探り当てた。
「ああ~っ!」
 体がしびれる。思わず足がまっすぐに伸びて力が入る。
 もう一方の指で、花の芽を包みこんでいる包皮を押し上げてみた。少し大きくなった
花の芽があらわになった。
 そこに、そーっとバイブの振動している部分をあててみた。
「きゃっ!」
 刺激が強すぎる。でも気持ちいい・・・
 次に、蜜がしたたっている壷の部分に刺激を加える。
 ちょっと押し当てただけなのに、バイブレーターの頭の部分の半分が、するりと埋没
してしまった。
 先端に伝わるバイブレーターの振動が気持ちいい。
 頭だけを挿入したままでしばらくいる。
 自分を焦らして、その快感を楽しむ。
「ああっ、はやく・・・もっと奥に・・・あああ・・・」
 打ち寄せる快感の波にあらがうことができず、ゆっくりと奥まで進める。
 濡れた壷は、なんの抵抗も見せずにそれを受け入れた。
 体の奥から、無機質の冷たい感触が伝わってくる。
 機械的で単調な振動に体全体が敏感に反応する。
 太腿がピクピクと痙攣する。
「ああっ、もっと・・・、だめぇ~・・・」
 快楽の導火線に完全に火ついた。体が脈打つ間隔がだんだんと短くなってくる。
 ピクン!ピクン!
 乳房が震える。
「ああっ!ああっ!」
 大胆にバイブレーターを入れたり出したりする。その度にピチャピチャとイヤラシイ
音が聞こえてくる。
 さらに手の動きを激しくする。
 頭の中がだんだんと真白になってきた。周りは何も見えない。足が思わず突っ張る。
「ああっ!だめ!イっちゃう!だめぇ~!」
「も、もう・・・ああ~っ!」
 体が快感の火薬によって爆発しそうになったその時、
 ・・・ポーン
 微かに何かの音が耳に入った。
 一瞬手の動きがとまる。
 頭はまだ朦朧としている。
 なにか聞こえたような・・・
 快楽のシナプスで埋め尽くされた脳が、現実に戻ろうと激しくあらがう。
 ピンポーン!ピンポーン!
 今度ははっきりとチャイムの音が聞こえた。 彩子は、はっと我に返った。
 ピンポーン!ピンポーン!
「こんにちはー、宅急便でーす」
 しばらくぼーっとしてたが、すぐに現実世界に引き戻された。
「は、はーい」
 頭を振って、朦朧とした意識を振り払う。
 急いでパンティとスカートを履いた。
 んもうっ、こんな時に来なくたって・・・あとちょっとだったのに・・・・
 額にはうっすらと汗が浮かんでいた。タオルでふき取る。
 一通り身繕いを終えると、おぼつかない足取りで玄関に向かった。歩くと、股間がま
だ濡れているのが分かる。
 玄関の覗き穴をのぞくと、一人のクロネコが小包を持って立っていた。
「はい・・」
 そおっと玄関をドアを開く。
 その時ふと気づいた。
 ま、まさか、今のあたしの声、聞かれていなかったかしら?
 顔がわずかに赤くなった。
「こんにちは、お荷物お届けにまいりました」
 宅急便の配達員が言った。
 伺うようにその配達員の顔を見た。20歳くらいのまだ若い男の子だった。学生の夏
休みのアルバイトだろうか? なかなかかわいい顔をしている。
 さっきの声には気づいていないようだった。
「まあ、ごくろうさま」
 少しほっとして、荷物を受け取った。
 実家からの暑中見舞だった。
 あらためて配達員の男の子を見ると、汗びっしょりだった。この真夏の暑い中、マン
ションの4階のここまで駆け上がって来たに違いない。
 ごめんなさいね、うちのマンション、エレベーターついてないの。
 若い肉体の全身から、熱気が吹き出ている。腕まくりした服から、筋肉質の太い腕が
出ている。ほとばしる熱気にちょっとぞくっとした。
 ほんのわずかの間、いけない考えが頭をよぎった。
「ちょっと待って下さいね、ハンコ持ってきますので。あ、そこじゃ暑いから、玄関
 の中に入っていらして」
 わずかに怪しく目を光らせて、彩子は言った。
 いたずらっぽい目ではあったが、それは間違いなく 獲物を狙うケモノの目だった。

「あ、ありがとうございます。待たせていただきます」
 青年は助かったというような顔をして玄関に入った。外はよほど暑いのだろう。
 玄関に入った青年は、彩子の着くずれた格好を見てゴクリと唾を飲み込んだ。ノーブ
ラの上に薄いブラウス、下はインナーウエアのタオル地のショートスカートという格好
である。スラリと露出された白い太腿が生々しい。
 台所に入っていく彩子の後ろから、視線が絡み付くのが感じられた。
 ふふ・・・やりたい盛りの青年って感じね。
 誘ったら乗ってくるかも・・・
 ・・と、その前にまずは荷物受け取らなくちゃ。
 彩子は台所に入ってハンコを探した。しかしなかなか出てこない。引き出しの中を探
しながら玄関に向かって声をかけた。
「印鑑が見当たらないわ、ごめんなさい、忙しいのにお時間取らせちゃって。」
「いえ、ここの配達が最後ですから。あ、サインでも結構ですよ」
 玄関から返ってきた返事の内容に彩子はピクリとした。
 またいけない考えが頭の中にむくむくと沸き上がってきた。
 と、そのとき引き出しの奥から印鑑が出てきた。
 印鑑を握りながら彩子は考えた。
 ここが最後ってことは、もう仕事は終わりなのね・・・。向こうもわたしの体に反応
していたみたいだし・・誘ったら乗ってくるかしら・・・。でも・・いきなり見ず知ら
ずの女の人に声かけられてもびっくりするわよね・・・。
 まだ印鑑を探すふりをしながら彩子の心は葛藤を演じていた。
 ああ・・・でも・・・。
 青年の太い腕を思い浮かべると股間がうずく。絶頂の間際で快楽のエサを断たれた彩
子の濡れそぼった花芯は、理性を押し殺さんとばかりにさらなる快感を求めている。
 だめならだめでいいわ、ちょっとカマかけてみようかしら・・・。
 欲望が理性を、羞恥心を上回ってしまった。
「あ、あったわ」
 玄関に向かって言った。
 印鑑をもって台所を出る前に、彩子はブラウスのボタンをもう1つ外した。さらに胸
がはだける。冷静に考えたらとんでもない格好で出てきたものだ。まあ、急いで出てき
たからしょうがないが。今となってはこれも好都合だ。
 宅急便の青年は、帽子を取って玄関に立っていた。さっぱりした短髪のいかにもスポー
ツマンといった感じの青年である。
「ごめんなさいね、お手間取らせちゃって」
 玄関に向かって歩きながらもう一度言った。
「いえ、これで仕事は終わりなんです、あとはそこらで一休みして事務所に戻るだけ
 ですから」
 青年は僅かに緊張したおももちで微笑みながら言ったが、視線が一瞬彩子の胸元に行
ったのを彩子は見のがさなかった。
 差し出された伝票を受け取った彩子は、ハンコを押すためにわざわざ跪いて伝票を床
に置いた。
 青年からは彩子の胸の谷間がモロに見える筈だ。胸に舐めるような視線を感じ、ハン
コを押しながら彩子は言った。
「そう、ご苦労様。そんなに急がなくてもいいのなら、冷たいモノでも御馳走するわ。
 暑い中、わざわざ階段のぼって届けに来てくれたお礼」
 ハンコを押した伝票を渡す時、「あなたを誘っているのよ」と言わんばかりにわざと
青年の手を取って渡した。
 青年は知ってか知らずか僅かに体がこわばった。目線は自分の足元と彩子の胸元を行っ
たり来たりしている。
「あ、ありがとうございます、で、でも・・」
「そんなに遠慮なさらないで。ちょっと待っててね」
 彩子は台所に戻りながら心の中で微笑んだ。
 私のこと意識してるわ・・・・ふふ・・
 もう一押しってところね・・・
 なんとかして部屋に引きずり込めないかしら。
 彩子はもう獲物を狙う一匹の雌蜘蛛と化していた。
 台所に戻り、冷蔵庫からアイスコーヒーを出して、氷を入れたグラスに注いだ。それ
をお盆にのせ、玄関で待っている獲物の所に運ぶ。
 獲物を誘う甘い蜜だ。
 誘いに乗ってくれれば、もっと甘い蜜を吸わせてあげるわよ・・・そんな雰囲気を漂
わせながら玄関に戻った。
「さ、ちょっと休んでいってね」
 お盆からグラスを手に取り、青年に渡そうそする。
「ありがとうございます・・」
 青年が受け取ろうとした瞬間、彩子の手からグラスが離れた。
「あっ」
 バシャッ。
 パリーン!
 アイスコーヒーが青年の股間にかかり、グラスは玄関に叩き付けられて破片が飛び散
った。
「ご、ごめんなさいっ」
 思わず青年が謝った。手で股間にかかったアイスコーヒーを振り払う。
「私が悪いのよ、ちょっと手を滑らせちゃって。ご、ごめんなさいね。あらぁ、濡れ
 ちゃったわ、ごめんなさい、どうしましょう」
  彩子は慌てたそぶりを見せて、ぱたぱたと駆けてタオルを取ってきた。
 しゃがみ込んでコーヒーでびしょびしょになった作業服を拭く。
「ああ、ごめんなさい、こんなにびしょびしょになっちゃって・・」
  股間が彩子の目の前にあった。盛り上がりが手に感じ取れる。
「ホントにごめんなさいね」
 当然ながら、タオルで拭いたぐらいでは股間に広がったシミは取れない。一通り拭き
終わってもまだ丁寧に撫でるように拭く。
 びっくりして逃げ出すかなと思ったが、青年はなすがままになっていた。
 やっぱり・・・これは落とせるわ・・・
 今度はタオルを通してではなく、直に手で股間の盛り上がりを撫でてみる。
 ちらりと青年の顔を見る。
 こちらの意図するところが薄々わかったのだろう。と言うか、ここまで露骨にやって
わからない方がおかしい。少し脅えながらも、何かを期待するような目でこちらを見て
いた。
 彩子は微笑んだ。
「もう仕事終わりなんでしょう? 乾燥機があるから1時間程で洗濯できるわ・・」
「は、はい」
 優しく股間を撫でる。
 心持ち先程より大きくなったようだ。
「ね・・1時間・・・休んでいって・・・。わかるでしょう?・・」
 その1時間の間に、あなたの期待することがあるわよ、と言う意味だ。
「は・・い・・・」
とうとう獲物は蜘蛛の巣にかかってしまった。
 そうよね・・・この暑い中、汗まみれで仕事して、もう少しで仕事も終わる・・そん
な時にあられもない姿の女に誘われちゃ、男、それも血気盛んな男だったら誘いに乗っ
ちゃうわよね・・・私が男でこんな状況にあったら、絶対誘いに乗っちゃうわ・・・
 心の中で青年の行動を正当化してやる。
 いけないのはあたしなの・・・ごめんね・・・。
 あたし? だってあたしは快楽を求めるケダモノだもの・・・。そう、理性のタガが
外れた獣、網を張って待ち構える雌蜘蛛・・・。
 ふふ・・・でも、こんなのビデオやマンガの中の話だけだと思ってたわ・・・ 。
「とりあえず洗濯しなくちゃ。それ脱いで」
 クーラーの利いた居間に入って来て、彩子は言った。
 自ら誘いに乗ったとはいえ、青年はまだ恥ずかしそうである。突っ立ったままもじも
じしている。
 彩子が声をかけた。
「ごめんなさいね・・突然こんなことしちゃって・・・単なる遊びだと思って。ね?
 それとも、やっぱりこんなオバさんとじゃ嫌?・・」
 青年はビクッとなって答えた。
「そんな、オバさんだなんて全然思ってないです!とっても若いしキレイだし・・・
 ただ・・やっぱりこんなことしちゃっていいのかな・・と・・」
「あら、だってわたしが誘ってるのわかったでしょ?」
「ええ・・なんとなく・・・」
 ちょっと罪悪感が芽生えたのだろうか。
 彩子はわざと陽気になって言った。
「ふふふ・・・ごめんなさい、コーヒーこぼしたのわざとなの」
「え、ははは・・いや、なんとなくそんな感じしてました」
「あら、ばれちゃってたのね。うふふふ・・・」
「やっぱりそうでしたか。へへ・・」
「君がちょっとかっこよかったから・・いけない女ね、わたしって」
「はははは、そうっすね」
 心持ち、緊張感が解けてきたようだ。
「わたし彩子。君、名前は?」
「浩一です」
「浩一君か、何歳?」
「19です」
「19歳か~、若いわね。わたし何歳に見える?」
「え・・・・え、と、23ぐらい?」
「きゃ、うれしい。そんなに若く見えるんだ」
「え? それじゃ・・・」
「残念でした。わたし27よ」
「え! とてもそうは見えない・・・」
「ふふふ・・・」
 事実彩子は歳に比べて童顔である。といってもかわいらしいわけではない。童顔であ
りながら、歳相応の落ち着きと美貌も持っている。不思議な美しさだ。体の方も学生時
代はスポーツで鍛えていた。最近は暇潰しにスポーツジムにも通っている。程よく引き
締まり、なおかつ熟れた体だ。
 その熟れた体が、際限なく男を欲しがっている・・・
 バスタオルを用意しながら彩子は言った。
「ねえ、どうして私の誘いになんか乗ったの?」
「え・・・いや・・彩子さんキレイだったし・・・暑くてイライラしてて・・もう、
どうにでもなれ!って思っちゃったし・・・。俺、一カ月前に彼女と別れて、なんか欲
求不満だったし・・へへ・・」
「そうなんだ・・ま、遊びだと思って気楽に、ね?」
「はい」
「さ、それじゃ服脱いで。早くしないとシミが落ちなくなっちゃうわ」
 彩子がせかした。
 浩一はまた戸惑った様子だったが、意を決したように作業服を脱いだ。
 若い肉体が露になった。
 彩子の体のなかのケダモノがウネウネと疼きだした。
「体も汗とコーヒーでベトベトね。シャワー浴びてらっしゃいな」
 バスタオルを手渡した。
「はい、そうします」
 浩一は素直に従った。
 浩一をシャワーに案内し、作業服を洗濯機にほうり込んだ。
 浴室からはシャワーの音が聞こえてくる。
 浴室の前で彩子は服を脱いだ。
 あ・・・
 パンティーを脱ぐと、一瞬透明な液体が糸を引いた。
 まだこんなに濡れてる・・・
 そおっと中の方を触ってみた。
 熱い・・・・
 蜜の洪水・・・
 早くこの体の疼きを押さえて欲しい・・・
 一糸まとわぬ姿でそっと浴室のドアを開けた。

「あ、彩子さん!?」
 気配に気づき、浩一が声を上げた。
 目の前に全裸の彩子が立っていた。
 均整の取れたプロポーション、10代を思わせる張りのある官能的な乳房が浩一の目に飛び込
んできた。
「洗ってあげるわ・・・」
 彩子は浩一の背後から体を密着させた。浩一の背中に彩子の乳房の柔らかい感触が広
がった。
 彩子は浩一のモノに手を添えた。
「はうっ・・」
 浩一の体が思わずピクンと反応した。つられて彩子の体もピクッと電気が走る。
 このストレートな反応が嬉しい。
 後ろから両腕を前に回し、10本の指で敏感な部分をまさぐってみる。
 片方の手で袋を、もう片方の手で棒の裏側を、絶妙なタッチで刺激を与える。まさに
蜘蛛が這うような快感。みるみる浩一のモノが大きくなった。
「ううう・・はあぁぁ・・・」
 吐息とも呻き声ともつかない官能の声が上がる。
 しばらく弄んだ後、彩子は手に泡をつけ怒張したサオをしごき始めた。
 リズミカルに、優しく、激しく。時たま手のひらで亀頭のを撫で、こねくり回し、カ
リ首の部分を親指と人差し指で輪をつくってぐりぐりと 刺激した。
 浩一は壁に両手をついて打ち寄せる快感に耐えている。
 一通り洗い終えたら、熱くカチカチになったモノをシャワーで洗い流した。
「さ、きれいになったわ・・・」
 彩子はシャワーを止めるとひざまずいて浩一の前に回った。怒張したモノが目の前に
あった。思わず目が潤む。そして自分の下半身も・・・
「どう? 気持ち良かった?・・・」
「は・・はい・・・」
 不意にそそり立った肉棒の裏側を舌でなぞった。
「うっ・・」
 思わず浩一の腰が引けた。
「うふふふ・・・・・・・。まだまだこれからよ・・・・・・」
 潤んだ彩子の目が妖しく笑っていた。

 あ・・・身体が熱い・・・
 なんだか溶けそう・・・
 男を攻め立てる自分の姿を想像して、彩子のほってった身体はさらに熱を帯びた。股
間の亀裂からはとめどもなく蜜が溢れ出してくる。興奮して気が狂いそうになる。身体
中を蛇がはいずり回る感覚に陥る。
 なんで・・・自分が攻め立てているのに・・・
 あぁ・・・なんだかすごく興奮する・・・
  そう・・・今までとは違う感覚・・・
 んん・・どうして・・・あたし、どうしちゃったの・・・
 どうしてこんなに身体が熱いの・・・
 彩子の頭の中、ぐるぐる回る興奮と快感の渦の隙間にいくつかの疑問符が浮き沈みす
る。
 あ・・・
 デジャビュ現象・・・いや、違う・・・
 この感覚、前にも一度あったような気がする。
 快感に抗いながら記憶の糸をたぐりよせる。
 そう・・・何となく思い出した。
 あれは夫との夜の営みの最中であったことに気がついた。
 夫とのセックスは彩子が主導権を握ることは全くと言っていいほどない。自分の妻の
はしたない姿態を見るのがいやなのか、自分が攻られ情けなく身悶える姿を想像するの
が嫌なのか、夫は決して自分の身体の全てを彩子に委ねることはなかった。いい意味で
も悪い意味でもお堅い人間、と言うかむしろ男尊女卑の考えが心の奥底にあるのかもし
れない。
 多少の不満はあったものの、彩子も夫の少し片寄った考えを自然と受けとめてしまっ
ていた。
 ある日の週末の夜、外で食事をする約束をしていた。夫は少し残業があるかもしれな
いということで、8時に会社の近くの駅で待ち合わせをした。しかし8時を過ぎても夫
はなかなか現われない。仕事が忙しいのかしら・・・それなら携帯に電話してくれたっ
て・・・。少々イライラしながら待つこと1時間半、9時半になってようやく夫が現わ
れた。
 理由を聞くと、なんと仕事が早く終わって時間潰しにパチンコをしていたと言うのだ。
普段ギャンブルをあまりやらない人間がよく陥るパターンで、負けが込んで時間を忘れ
て没頭してしまったのだった。
 まじめな夫は本当に申し訳なさそうに平謝りだった。あまりの馬鹿らしさに怒る気も
失せた。しかしなにもしないでこのまま許すのは甘すぎる。ふと彩子にある考えが浮か
んだ。
 わざと、怒り心頭、という顔をして夫に言った。
「一つ、私の言うことをなんでも聞いてくれたら許してあげるわ」
 夫は少し不安な目をしながらも、許してくれるならなんでもする、と情けなく懇願し、
その場は事なきを得た。
 そしてその日の深夜、ベットに入り、これから週末の夫婦の営みが始まろうとした時
に彩子は言った。
「それじゃあなた、約束よ。今夜はあなたを私の好きなように攻めさせてもらうわ。
どんなことでも言うこと聞かなきゃダメよ」
 夫はそれを聞いてひどく驚き抵抗の声を上げようとしたが、約束してしまったものは
しょうがない、と観念した。
 彩子は夫の手足をタオルでベットに縛り付けた。素裸で大の字に縛り付けられた夫を
上から見下ろした。その姿を見ただけで、なぜか蜜がにじみ出てくるのを感じた。
 夫は情けない屈辱的な顔をしていた。
「ふふ・・・」
 心臓の高鳴りを覚えた。
 そして、彩子は自分からは好きなように出来ない普段の不満をここぞとばかりに夫の
肉棒にぶつけた。手と乳房と唇と舌で、これでもかと言う程そそり立った夫のモノを嬲っ
た。
 普段聞くことのない夫の身悶える声を聞くと、身体が妙に熱くなった。
 ああ・・あたしが攻めているのに・・・どうしてこんな・・・
 身動き出来ない夫の肉棒を唇で激しくしごきながら、彩子は気も狂わんばかりに興奮
していた。愛液が太腿を伝った。
 ああ・・ああ・・・
 す、すごい・・・なんでこんなに興奮するの・・・
 こんな感覚初めて・・・
 抑圧された性欲が牝犬となった彩子の身体からオーラとなって吹き出しているような
気がした。
 も、もう・・・
 彩子は唇の動きは止めないで身体の向きを変え、自分の股間を夫の顔の真上に持って
いき自らの指で秘唇を愛撫した。夫の目の前で、愛液に濡れたクレバスが淫らな音を立
てた。
 ああ・・いいわ・・すごいっ・・・
 身体中を蛇が這い回る感覚。あまりの快感に意識が遠くなる。
 今まで体験したことのない興奮と快楽の感覚が、頭のてっぺんから手足の爪先までを
包み込む。
 すごいっ・・すごいぃっ・・・
 どうしてこんなに・・・あふっ!
 一心に頭と舌と手を動かす。
 夫のあえぎ声が大きくなってきた。
 涎を垂らしながらさらに口の動きを激しくする。上と下の両方の唇からズチュッ、ズ
チュッ、と激しい音が聞こえて来る。
 ああっ、いいっ、もっとっ!・・・あああっ!!
 夫の肉棒が彩子の口の中に白い液体を解き放ったと同時に、彩子も今までになかった
快感を味わいながら激しくイッてしまった。
 しばらく全身がピクピクと痙攣していた。
 ああ、わたしってこうやって男をいいように弄んでいる時が一番興奮するのかもしれ
ないわ・・・なんていやらしい女・・・

 あの時の興奮と快感を再び味わいながら彩子は思った。
 浩一は立ちながら浴室の壁に両手をついて、打ち寄せる快感に必死で抵抗していた。
下から浩一の顔を見上げながら、哮り狂った肉棒を唇で優しく締め上げる。浩一の髪の
毛から落ちる水滴が彩子の顔を弾く。
「ああ・・彩子さん・・・スゴイ・・・おおっ」
「ほら・・気持ちイイでしょ? もっとしっかり立って」
「でも・・こんなに気持ちいいの初めて・・あうっ」
 浩一は立っているのがやっとのようである。足を踏ん張りながら、感覚を身体の中心
の一点に集中している。彩子が顔を前後に動かす度に、浩一の太腿の筋肉が緊張し力が
入るのが分かる。
「ね。もっと足を開いて」
「は、はい・・」
 言われた通りになんの抵抗もなく浩一は足を開いた。
 ゾクッとまたあの感覚が彩子の身体を走る。
 ふふ・・・もうわたしの言いなりね・・・
 そう・・そうやって素直に言うことを聞けば、もっといやらしいことをしてあげるわ
よ・・・
 ああ・・・興奮する・・・
 開いた足の間に彩子は身体を入れた。その間も口から肉棒は放さない。浩一の股の間
を少づつ後ろに移動しながら舌をペニスの裏スジから付け根、睾丸へと這わす。下から
見上げるペニスはとてもグロテスクでかつイヤラシイ。
 睾丸を舌と唇で弄ぶ。思い切って口に含んでみた。
「あうっ」
 浩一の口から呻き声が漏れる。
 口の中で優しく玉を転がす。自分でもこんなことをするのは初めてだ。
 もう彩子の中に羞恥心などというものは微塵もない。
 なんか壊れてしまいそうな危うい感じ・・・
 そんなことを考えながら2つのぶら下がったモノを交互に口で愛撫する。
 羞恥心を失った彩子はますます大胆な行動を取った。
 ひとしきり遊んだ後、さらに後ろに身体を動かして睾丸と肛門の間に舌を這わせてみ
た。一瞬浩一の足が閉まる。
「ダメよ、もっと開いて」
 そう言って再び足を開かせる。浩一は素直に従った。菊門が露になった。
 舌先を尖らせて肛門をつっ突く。
「うっ」
 浩一の足がまた閉まった。両方の太腿に顔を挾まれながらさらに菊の門を攻め立てる。
周りのひだを円を描くように舐め上げ、中心を舌先を堅くして突く。
 それと同時にさらに手で肉棒をしごく。かなり辛い体勢だが気にしない。
「ああっ、あふ、ううぅ」
 今まで体験したことのない快感に浩一は身悶えた。その身悶えに呼応して彩子の身体
もうち震える。湯気が立ちそうになるくらい身体が熱くなる。
「ああっ、彩子さん、そんなにしたら、お、おれ・・もう・・・」
「あ、彩子さん、うっ、ダメ、イキそうだ・・・」
 彩子は一端動きを止めて、手と口を浩一の身体から離した。完全に股をくぐり抜け、
再び前に戻り跪く。
 寸前の所で止められた浩一の肉棒は爆発寸前の風船のように膨張している。四方八方
に筋が浮き出て、先端には透明な液体がにじんでいる。心臓の鼓動に合わせてピクン、
ピクンと脈打つ。
 意地悪くそーっと手で愛撫を加えた。浩一が懇願の目で彩子を見つめる。
「イキたいの?・・」
「えっ、そ、それは・・・」
「イキたいんでしょ? ほら、イかせて下さいってお願いして」
 イかない程度にゆっくりと手でしごく
「ううっ」
「ほら、どうなの?・・」
「い、イかせて下さい・・は、早く・・・」
 浩一の口から囁くような声が漏れた。
 その言葉にまた彩子の身体が震えた。
 ああ・・気持ちイイ・・興奮する・・
「ふふ・・いい子ね・・イかせてあげるわ・・・私の口の中に出して・・」
 そう言うと怒張したモノを再び口にくわえた。両手を浩一の太腿に添えて激しく前後
に顔を動かす。口の中では舌を高速回転させ亀頭をこすり付ける。顔を動かす度にバス
ルームにちゅぷっ、ちゅぷっという淫音が響く。
「ああっ、スゴイ! イ、イク・・・」
 ペニスの先端がブルブルと震え出した。
「もうだめだ、イク! イク! ああ~っ!」
 さらに顔の動きを速くした。
「ああっ! で、出る! イくうぅぅぅぅっ!!」
 浩一のモノが彩子の口の中で爆発した。どくどくと若い性が溢れ出てくる。口の中いっ
ぱいに生温かく少し苦い感覚が広がる。彩子は頬をすぼめてペニスを吸った。
 何度かビクン、ビクンと脈打った後、口の中で暴れていたものは静かになった。
 一通り出終わった後も彩子はまだ口を外さずにペニスを吸い上げた。
「うううっ」
 思わず浩一の口から喘ぎ声が漏れる。彩子が口を放した途端、力が抜けてがっくりと
膝をついてしまった。息が荒い。
 彩子は口の中に溜まったモノを飲み込んでしまうかどうか悩んでいた。吐き出してし
まうのも何となく悪いような気がした。意を決してゴクリと飲み込む。温かいネットリ
とした感触が咽を通り過ぎた。気持ち悪くはならなかった。

「あ、彩子さん・・・すごい・・・」
 ぼーっとしながら浩一が言った。
「ふふっ、気持ちよかった?」
「は、はい・・・すごく・・・」
「よかったわ。それじゃ、ね、今度はあなたが・・・」
「はい」
「ね、立ったままして・・」
 浩一は立ち上がり、彩子を抱きしめた。腹の辺りで彩子の形のよいバストがつぶれる。
そしてキスをした。お互いの舌がウネウネと別の生き物のように動き、絡み付く。唇を
唇で挟み、吸い上げる。ぴちゃ、ぴちゃ、と音がする。
 しばらく唇同士の愛撫を楽しんだ後、浩一は彩子の耳から肩にかけて唇を這わした。
「んん・・・」
 痺れるような甘い快感が彩子の身体全体を包み込んだ。
 優しいとろけるような愛撫を楽しんでいた彩子であったが、快楽の奴隷になった身体
の方は、もっと直接的な刺激を要求した。
 それに抗う術は今の彩子にはない。
 浩一の手を取り、すでにぐちょぐちょに濡れている自分の秘部にあてがった。 
 すぐに浩一の手が彩子の最も敏感な部分をまさぐる。
「ああっ」
 力が抜けそうになり、思わず浩一の首に腕を回してしがみついた。
「すごい濡れてますよ、彩子さん・・太腿の方まで・・」
「いやっ、そんなこと言わないで」
 わずかに羞恥心が復活し、そんな言葉を吐く。しかし言葉とは裏腹に身体はうち震え
ている。
 浩一は彩子の前にしゃがみこんだ。さっきとはお互い逆の格好だ。言われもせずに彩
子が足を広げる。浩一が下から水滴と愛液で濡れ光る秘部を見上げた。
「すごい・・・」
 両手をあてがって茂みをかき分け、敏感になっている肉唇を広げた。
 ああ・・下から見られている・・
 羞恥心が快感に変わる。
 浩一はぱっくり開いた彩子の下の唇に自分の唇をそーっと近付けた。触れるか触れな
いかの距離でゆっくりと舌を這わす。
「あうっ」
 彩子は思わず両手で浩一の頭をつかんだ。頭をさらに自分の秘部に押しつける。浩一
のざらっとした舌の感触が感じられた。何度となく舌が行き来する。快感の波が彩子を
襲う。肉芽を唇で吸われる。その度に彩子の身体がピクン、ピクンと痙攣する。
「ね・・さっきあたしがしたように、して・・・」
 足を大きく広げると、浩一が彩子の股間に潜り込んだ。浩一の真上に彩子の淫乱な口
が蜜をたたえて広がる。首を延ばして激しく吸った。ぢゅるぢゅる・・淫音が響く。
「ああっ・・スゴイ・・・気持ちイイわぁ」
 さらに激しく攻め立てる。浩一の口の周りが愛液で光っている。舌を動かす度にクチュ
ジュプ、と音がする。
「いいっ、もっとぉ~・・お尻の方もしてぇ~」
 浩一は彩子の後ろに回ると両手で尻の肉を広げた。弾力のある小ぶりなヒップが左右
に別れ、中心にすぼまった菊門が可愛く顔をのぞかせる。わずかにヒクヒクと蠢いてい
た。
 浩一は自分がやられたように舌で攻め立てた。
「ひぃぃ、あ、ああぁっ!」
 肛門の周りを虫が這うようなおぞましい快感が彩子を責めた。腰が砕けそうになるの
を必死で耐える。この不安定さがまた快感を引き立たせる。
 浩一は肛門を舌で愛撫しながらさらに手を前に出し、蜜が溢れ出る肉唇への攻撃を開
始した。中指を立て、そうっとクレバス内への侵入を試みる。
「ひっ!」
 今までとは別の新たな快感が加わり、彩子は悶絶した。
 指は何の抵抗もなく、するりと根元まで埋没した。最初はゆっくりと上下にピストン
運動させてみる。その間も舌での菊門への攻撃は続く。指を抜き差しする動きに同期し
て彩子の「あっ、あっ」という声とチュプッ、チュプッという音が響く。 
「どうですか、彩子さん・・」
「いい~っ、もっとぉ~、もっと激しくしてぇ~!」
「ああっ・・スゴイ!・・・こんなの初めて!」
「もっと指を突き入れてぇ! あっ、あっ、そう! お尻ももっと激しくぅ!」
 既に彩子の理性は吹き飛んでしまっていた。欲望のままに叫ぶ。
「ああっ!いい!気持ちいい!」
「もっと、突いて!突いてぇ!」
 浩一はさらに指と舌の動きを速くした。
 絶頂への速度が加速度的に増した。
「ああっ!イク!イっちゃうっ!」
「ダメぇ!イクぅ!イクうぅーーーー!!」
「ああっ!!」
 二度三度と激しく身体を痙攣させながら彩子は絶頂に達した。
 身体の力がすべて抜け、後ろにいる浩一にがっくりと身体を預ける。意識は朦朧とし
ている。恍惚の視線が宙を仰いだ。まだ身体はピクン、ピクンと痙攣している。
 山の頂に登りつめ、直後に奈落の底に転落していったような気がした。
 しばらくは言葉も出なかったが、やっと我に返った。浩一は優しく彩子を抱きしめて
座っていた。
「あ、あたし・・・」
「だいじょうぶですか?彩子さん」
 浩一が声をかけた。
「ええ、だいじょうぶ、すごかったわ・・・」
 やっと意識が正常に戻る。
 よく見ると浩一のモノがまた復活していた。
「あら、やっぱり若いわね。もう元気になってる。」
「へへ、彩子さん見てたらまた興奮してきちゃった。」
 浩一はてれくさそうに答えた。
 イったばかりだと言うのにまた彩子の身体のなかの獣が騒ぎ出した。
「いいのよ、まだ時間はたっぷりあるわ・・・」
 欲望はとどまることを知らなかった。性の食宴はこれからメインディッシュを迎える。

 お互いの身体についた汚れをシャワーで洗い流し、バスルームを出た。
 浩一にバスタオルを渡し、自分の身体を拭きながら彩子は言った。
「ベッドで待っていてくれる? あ、寝室はあっちよ」
 とベッドルームを指す。
「はい、それじゃ・・」
 浩一は素直に従い、ベッドルームへ向かった。
 彩子は身体にバスタオルを巻き、洗濯の終わった浩一の作業服を乾燥機にほうり込み、
そしてキッチンに向かった。
 ふふ・・・素直でかわいいわ・・・わたしの言いなりって感じ
 どうやって遊んであげようかしら・・・
 ひとしきり思案にふける。ふと、悪戯っ子のような微笑みが彩子の顔に浮かんだ。
 思惑をどう実現するか、頭の中で妄想を描き、一人で楽しみながら冷蔵庫の中から冷え
たワインを取り出す。戸棚から2個のワイングラスと、そして引き出しに入っていた
「ある物」を持ってベッドルームに向かった。
 浩一は腰にタオルを巻き、ベッドに座っていた。眩しそうな目をして外を眺めている。
ベッドルームの窓からは夏の強い日ざしがレースのカーテン越しに射し込んでいる。空調
が効いているので部屋の中は涼しい。周辺はここ以上に高い建物はないので、レースの
カーテン一枚でも覗かれる心配はなかった。
 部屋に入ってきた彩子を見て、浩一は驚いたような表情をした。
 バスタオル一枚の彩子をまじまじと見つめる。
 思わず言葉が漏れた。
「彩子さんて、ホントにキレイだ・・・薄暗いバスルームだとよく分からなかったけど、
どう見ても20歳前後だよ。女子大生だって言ってもバレないよ」
 彩子の豊かな胸は、巻いたタオルなど振り払わんとせんばかりに若々しくみずみずしい
張りを保っていた。ピチピチという音がしそうだ。股間をすれすれに隠しているタオルの
端からは、すらっとした、なおかつほどよく肉付きのいい太腿があらわになっている。ど
れも透き通るように白い。女は25を過ぎると衰え始めると言うが、彩子に対してはそれ
は当てはまらなかった。
「んもう、どうしたの? 急に。変ねえ」
 言葉とは裏腹に、美しくもあり、あどけなくもある彩子の顔は浩一の賛辞に対する喜び
を素直に表していた。
 彩子はワインとワイングラスをベッド横のテーブルに置き、隠し持っていた物は浩一か
らは見えないようにベッドの枕の下に隠した。
「だって、オレ・・・、こんなにキレイな人と・・・・あの・・・その・・・」
「誘ったのはあたし。君は何も気がねしなくていいって言ってるでしょ?」
「はい・・・、へへ、偶然とは言え、なんかすごくいい思いをしてるっすね、オレ」
「でしょ? そう思わなきゃ」
 彩子はワイングラスを取り、浩一に手渡した。
「え・・・?」
「少しお酒飲んだ方が盛り上がるでしょ?」
 ワインを注ごうとする。浩一は僅かに躊躇した。
「でも・・・、オレ、一応まだ勤務中だし・・・」
「ワイン一杯くらい大丈夫でしょ? それとも、浩一君、お酒弱いの?」
 からかうように言う。
「そ、そんなことないっすよ。飲もうと思ったらいくらっでもいけますよ」
「それなら・・・」
 浩一と自分のグラスにワインを注ぐ。
「まだ時間はあるわ、楽しみましょ」
 ベッドルームにグラスを合わせる音が響いた。
 ほてった身体に冷たいワインが心地いい。口に含み、流し込むたびにこれがこれから身
体を激しく燃やす為のガソリン燃料のように思えてくる。
 浩一もこの場は仕事も何もかも忘れて美人妻との情事を楽しもう、と決意したかのよう
に、グイっとグラスをあおった。
「でね、浩一君・・・、お願いがあるんだけど・・・」
 もてあそぶようにグラスを傾けながら、ためらうように彩子が言葉を発した。
「え・・・」
「あの・・・ね、わたしから誘っておいてこんなこと言うのも何なんだけど・・・
わたし・・・浩一君の身体を好きなようにしてみたいの・・・」
「え・・・、それって・・・」
 浩一が驚く。
 彩子はさすがに恥ずかしさを感じていた。が、
「ううん、決して痛いこととかそういうことじゃないの。ただ・・・君の若い身体を自
由にしてみたいな・・・って、それだけなの」
 欲望が羞恥心を押しとどめる。
「ん~・・・」
 浩一が天井を見上げた。
 悩んでるってことは脈ありかしら・・・
「あたしね、今までのSEXってずーっと受け身ばっかりだったの・・・夫がそういう
人だからしょうがないんだけど・・・でも、やっぱりどこか不満だった・・・。女だって
男の人と同じように性欲や好奇心のある生き物なのよ、自分からいろいろしてみたいって
思う時もあるの。でも・・・今までそれを押し留めていたの・・・。だから・・・ね・・
こんなお願いして悪いんだけど・・・ダメ?・・・」
 浩一は悩んだ。彩子の求めたい行動は分かるような気がする。しかし、既に身体を密着
した間柄とは言え、彩子とは今日初めて会ったのだ。他人の性的嗜好をどこまで受け入れ
てよいのだろうか・・・。とまどいが渦巻く。だが・・・
 どう見ても彩子が一線を越えてしまうような行為を行うとは思えないし、何よりも先程
のバスルームで彩子に身体を預けた時の今まで感じたことのない津波のような快感が忘れ
られない自分がいた。
 人妻に弄ばれるってのもいいかも・・・
 横を向くと彩子が潤んだ目で恥ずかしそうに浩一を見つめていた。
 決心する。
「いいっすよ、こんな身体でよければどうにでも好きなようにして下さいよ」
 彩子に向かって微笑んだ。
「ホントに? ゴメンね・・・急に変なこと言い出して・・・」
「いやあ、彩子さんみたいな美人にいじめられるなんて本望っすよ」
 浩一は笑った。
「ふふっ・・・じゃ、いっぱい気持ちよくしてあげるね」
 彩子も微笑んだ。
 浩一からグラスを受け取りテーブルに置いた。そして、枕の下に隠していた物、ビニー
ルひもを取り出す。
「え! 縛るんですか?!」
「大丈夫、痛くはしないから。ただ、君の身体の自由を奪うだけ。あ、と・・その前
に・・・」
 彩子はベッド脇のタンスから一枚のタオルを出してきた。
「目隠しすると興奮するらしいのよ?」
 浩一の後ろにまわり、そっとタオルで浩一の目を覆う。頭の後ろでほどけないように
しっかりと縛る。
「ホントだ、なんかこれだけで興奮してきた」
「それで仰向けになってベッドに寝て」
 浩一の身体を手で支え、ベッドに寝かす。
「じゃ、手足を大の字に開いて」
 浩一は素直に従う。
 彩子の目と、そして股間が潤んだ。
 ゾクッ・・・彩子の身体の一部にある、サディスティックな部分が疼く。股間が熱を
帯びる。

「縛るわよ、痛かったら言ってね」
 大の字になった浩一の手首、足首にビニールひもを巻き、それぞれをベッドの四隅
の足に縛りつける。これで浩一はもう身動きできない。ぶざまに大の字にベッドに縛りつ
けられてしまった。
 しかし、それだけで興奮したのか、浩一の腰に巻かれていたバスタオルが見事にテント
の形状を作っていた。わずかにピクン、ピクンと脈打っている。
 彩子がそれを見つめた。
 ああ・・・
 一度だけ夫の自由を奪い弄んだ時の、あの狂おしいばかりの興奮と快感が鮮明に蘇って
くる。股間が湿気を帯びているのが分かる。
 あぁ・・・そう、この感覚よ・・・
 溶けてしまいそうな興奮が身体を包み込む。
「大丈夫? 痛くない?」
「ええ、平気です。な、なんかすごく興奮する・・・」
「でしょ・・・わたしもそうよ・・・。ね・・わたしね・・もう濡れてるの・・・」
 そう言うと彩子はベッドに上がり、浩一の顔をまたいで立った。
 間近にベッドの沈みを感じて浩一の身体が一瞬こわばる。見えるはずはないのに必死に
目を凝らそうとする。目隠ししていなければ顔の真上に彩子の蜜をたたえた秘部が見える
であろう。
 相手が目隠しをしているので、何をやっても恥ずかしくないような気がした。
 浩一の顔の上で仁王立ちしたまま、彩子は自らの身体を巻いていたタオルを取り払っ
た。自分の茂み越しに目隠しした浩一の顔が見える。
 自分の両手を自らの秘部に近づける。
「ね・・・浩一君、聞いて・・・わたし、もうこんなになってるのよ・・・・」
 左手で茂みをかき分け、敏感な部分を守っている肉壁を開く。そして右手の指を濡れた
部分に這わす。
 浩一の頭の上で、ピチャピチャという淫らな音が聞こえてきた。
 浩一の身体の一部を支柱にして作られたテントがさらに高くなった。先端にシミが出来
ている。
「あふ・・・ん・・・・」
 彩子が手淫に没頭し始めた。泉がさらに湧きかえり、淫音も大きくなる。ピチャ、
クチュ、という音が部屋に響く。
「ねぇ・・・聞こえる? エッチな音が・・・・すごいでしょ? こんなに・・・」
 浩一の息が荒い。五感のすべてを耳に集中するかのようにして、彩子の身体が発する
淫らな音を聴く。
 ふと、その音がだんだんと近づいて来た。
 彩子が、手の動きはそのままで浩一の顔に向けてゆっくりと腰を下ろしてきたのだ。
 近づくとその音がよりリアルに響く。
今や目の前で毛が擦れる音、そして蜜をかき回す音が聞こえる。彩子が洩らすせつなげな
吐息も間近に感じる。
「あ、彩子さん・・・オレもうこんなの・・・もう我慢できないよ!」
 聴覚を極限にまで刺激させられた浩一がたまらず悲鳴をあげる。身悶えようにも手足が
動かず、それがさらに浩一の理性をかき乱す。
 この哀願が今の彩子にとっては至福の響きだ。
 そう・・・もっと悶えて・・もっとお願いして・・・
 男を征服する悦びが身体中に広がる。
 意地悪そうに彩子は言った。
「ダメよ、だってまだ始まったばっかりじゃない。あなたはされるがまま、なにもし
ちゃだめよ」
 そう言うと彩子は不意に浩一の顔に腰を下ろした。
「むぐ!」
 口が塞がれた。浩一の唇の周りに生温かい肉の感触と、ねっとりとした粘液の感触が広
がる。
「苦しい? 我慢してね」
 彩子は浩一の頭の両脇に両手をついた。ちょうど、ちょっと腰をあげた犬座りのような
格好になる。彩子の淫らな唇と浩一の唇がキスをしている。彩子の陰毛と、さらには淫靡
な香りが浩一の鼻をくすぐる。
「顔を動かさないで、なにもしちゃダメよ、口もそのままよ」
 そう言うと彩子は腰を静かに前後に動かし始めた。浩一の唇の上を彩子の熱を帯びた花
唇が、ぷっくり膨らんだ肉芽が、愛液で濡れそぼった茂みが、ゆっくりと順番に行き来す
る。上の唇と下の唇のディープキス。唇同志が擦れるたびに、チュプッ、ピチャッと音が
する。その音がさらに浩一の脳を刺激する。今度は触感も伴ってだ。
 彩子は身悶えながら必死で耐える浩一を見て優越感に浸りながら、摩擦によってとめど
なく送りこまれる快感に身を委ねていた。浩一の鼻息が微妙に敏感な部分を刺激する。
 ん・・・あぁ・・・
思わず声が洩れ、腰の力が抜ける。と、その時、
「きゃひ!」
 不意に彩子が叫び腰を浮かせた。
 辛抱出来なくなった浩一が舌を差し込んできたのだ。舌は浅いながらも濡れた彩子の肉
壷を的確に貫いた。
「んもう、何もしちゃだめって言ったでしょ。どうしてわたしの言うことが聞けないの?
それともここで終わりにする?」
「そんな! だって我慢出来なかったんだ。なにもしないでじっとしているなんてそん
な・・・」
 浩一は目隠しされ、身体をベッドに縛りつけられた状態で、情けない声で精一杯言い訳
した。口の周りが彩子の愛液でヌラヌラ光っている。
 こんな所でやめられてはたまったものではない、まさに蛇の生殺しだ。さんざん刺激さ
せられて、それも直接的な刺激ではなく、音感と触感によって理性を破壊された浩一にとって、それは地獄に落ちるにも勝る苦痛であった。
「続けてほしい?」
 彩子の意地悪な攻めが続く。
「う、うん・・・このままじゃオレ・・・」
「じゃ、お願いするのよ。『これからは彩子さんの言われた通りにします、何でも言う
ことを聞きます。だから続きをしてください』って」
「う・・それは・・・」
「言えないの?」
「だって・・・そんなこと・・・」
「あら、まだ立場がわからないのね、それじゃ、この遊びは終わりにしましょう」
「待って! 言う、言います・・・だから・・・」
「じゃ早く言って」
「・・・・・・・・・・・こ、これからは彩子さんの言われた通りにします、何でも言う
ことを聞きます。だから・・続きをしてください・・・お願いします・・」
 彩子の言葉を気軽に受け入れてしまったことへの後悔の念、それでも快楽を求めてしまう自分の欲望に対する不信感、女に服従する心地よさ。羞恥心、不安、快感、期待。あらゆる感情が心に渦巻く中、浩一はついに淫魔との契約の呪文を口にしてしまった。しかも身体の自由を奪われている状態で・・・
「ふふ・・・いい子ね。許してあげるわ」
 もはや浩一は、「彩子」という真っ暗な奈落の底に完全に落ちてしまった。この底無し沼から這い上がることは出来るのだろうか。

 浩一の意識は朦朧としていた。
しかし、とめどなく与えられる刺激に、脳は敏感に反応し、快楽物質を形成して身体中
にそれを送り出していた。
 既に腰に巻いていたタオルは剥ぎ取られ、浩一は彩子の口による奉仕を受けていた。
 視覚を奪われた浩一の身体はいつも以上にその刺激に敏感に反応した。
股間から注ぎ込まれる彩子の唇と舌の感触もさることながら、そこより発せられる
「ズチュ、ブピュ」という下品な音、さらには、おそらく浩一の顔の真上にあるであろう、
蜜をたたえ、ヌルヌルになった彩子の秘部より漂う淫靡な匂いもまた、浩一の頭脳を麻痺
させ、刺激し、狂わせる要因になっていた。
 既に浩一はこの口技によって一度放出していた。浩一のへそから股間にかけては、自ら
が放出した精液によってべたべたになっていた。彩子の口元もまたその白い液体によって
ヌラヌラと光っている。
彩子の舌技は絶妙だった。時には優しく、時には激しく、浩一の隆起したペニスを刺激
した。舌はペニスのすべての面に絡み付き、嬲り、唇は下品な音をわざとさせながら肉棒
の壁面を上下する。ペニスを中心に顔を回すように動かすと、彩子の口内粘膜と舌によっ
て亀頭全体が同時に激しく刺激された。
 しかし、極上の快感の餌を与えられながらも、浩一はその快楽の頂点に自由に達するこ
とは許されていなかった。ペニスがぶるぶると震え、いきそうになる兆候を見せると、
彩子はその口を止め、浩一の顔に自分の濡れそぼった秘部を押し付けた。そして浩一に舌
による奉仕を要求する。ぺニスからの直接的な刺激を失い、口を塞がれたことによる息苦
しさによって、浩一の快楽線は下降の道を余儀なくされてしまう。そして、今まさに放出
しようとペニスの先端まで達していた精液が下がると、また極上の口技が再開される。
 浩一の快楽曲線は浮き沈みを繰り返し、終わることのないサイン・カーブを描いていた
のだが、先程、ついに我慢できなくなって思わず放出してしまったのだった。
 彩子の叱責が飛んだ。
 浩一は逆らうことも言い分けもせず、ただ情けなく謝罪するしかできなかった。既に彩
子に反抗しようという気持ちはどこかに消失してしまっていた。
 浩一の従順さに満足したのか、彩子はどくどくと脈打ち精液がしたたり落ちる浩一のペ
ニスを口に含み、尿道に残った精液を一滴残らず絞り取ると、再び口による奉仕を開始し
た。今出したばかりにもかかわらず、浩一のペニスはまたむくむくと彩子の口のなかで大
きくなった。
 許可なく放出することをきつく禁じられた浩一は、迫りくる快感の波に必死で耐えた。
そして、たまに押し付けられる彩子の秘部に対して、舌による奉仕を懸命に行った。
 なるべく自分の股間に意識を集中しないように、顔の上でうごめく彩子の陰唇を、クリ
トリスを、舌と唇の感触を頼りに必死になって舐め続けた。
 浩一が舌を挿し入れる度に、ペニスで塞がれた彩子の口からくぐもったあえぎ声が聞こ
えてきた。声を発すると、声帯の振動が浩一のペニスにも伝わる。この微妙な振動もまた、
浩一にとっては今までに経験したことのない刺激であった。
「どぉ? 気持ちいいでしょ?」
 彩子が口を離し浩一にたずねる。
「は、はい・・・す、すごいです・・・俺、もう・・・」
 息も絶え絶えに浩一が答える。
「私のアソコの味はどう? 言ってごらんなさい」
 女王様よろしく、浩一に向かって卑猥な質問をし、自分の濡れた股間を浩一の口にこす
り付ける。ピチャ、ピチャと音がする。
彩子の愛液によって喉元までびちゃびちゃになり、口を塞がれた浩一は思うように言葉
を発することができない。
「ほらぁ、どんな味がするか言って」
 彩子が僅かに語尾を強くして言う。
 目の見えない浩一にとっては、彩子の言葉は天からの命令のように聞こえる。
 押しつけられる彩子の陰唇に抗いながらなんとか口を開く。
「むぐ・・・ふ、ふぁい、ヌルヌルして・・・甘くて、しょっぱくて・・熱くて・・・
とってもスケベな味がします・・・」
「そう・・・そんなスケベな味がするの、じゃぁ、そのスケベな味がするところを見て
みたい?」
「はい・・・見てみたいです・・・見せてください」
 これ以上視覚を遮られての刺激には耐えられない、気が狂ってしまう。浩一の言葉の中
にはそんな哀願が聞いて取れる。
「じゃ、もっとスケベな言葉でお願いして」
 彩子がさらにいじわるく言う。
 浩一は躊躇したが、逆らうことはできず羞恥心に耐えながら言葉を発した。
「お願いです・・・ヌルヌルの、スケベなアソコを見せてください・・」
「もっと」
「そんな・・・」
「言うの」
「あぁ・・・彩子さんのオマ○コを・・・ベチョベチョのオマ○コを僕に見せて下さい!」
 普段なら顔から火が出そうになるほど恥ずかしいと思われる言葉が、麻痺した頭と口か
ら発せられた。
 言った後になって恥ずかしさが込み上げてくる。
 その、恥ずかしさに身悶える浩一の姿が、また彩子を熱くする。

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